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インフルエンザ予防接種は妊婦とお腹の赤ちゃんにとって悪影響なの?

投稿日:2019年2月20日 更新日:

インフルエンザ予防接種は妊婦とお腹の赤ちゃんにとって悪影響なの?

冬場にかけて肌寒くなり、この時期になるとインフルエンザが気になりますよね。

特に、気になるのは妊婦がインフルエンザの予防接種を受けても良いのか、悪影響はないのかと不安になる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、インフルエンザ予防接種が妊婦とお腹の赤ちゃんに悪影響があるのかを解説していきます。

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妊婦がインフルエンザにかかるリスクとは?

妊婦がインフルエンザにかかるリスクとは?

妊娠中にインフルエンザに感染すると、強い薬を使えないため症状が悪化しかねません。

通常であれば、タミフルやリレンザなどを使用しますが、お腹の赤ちゃんへの影響を考えて薬も簡単に使えないため、インフルエンザが治るまで時間がかかります。

また、妊娠中はカラダが弱った状態とも言え、心臓も通常の1.5倍働いているので負担がかかっています。

ですので、インフルエンザにかかることで、カラダへの負担が大きくなりリスクも高まります。
 

妊娠中でもインフルエンザ予防接種を受けてもいいの?

妊娠中でもインフルエンザ予防接種を受けてもいいの?

妊娠中にインフルエンザにかかると、妊娠していない人よりも症状が重くなるケースが多いため、妊娠中でも予防接種を受けても良いです。

今まで妊娠中に予防接種を受けて、お腹の赤ちゃんに悪影響や流産、奇形で産まれるという報告もないため、妊娠初期から全妊娠期間において予防接種することができます。

ですので、WHO(世界保健機関)は、インフルエンザワクチンを妊婦へ優先的に予防接種を受けられるようにと推奨しています。

インフルエンザの予防接種は、各医療機関で受けられますが内科など、風邪を患っている人もいるのでウイルスをもらわないためにも、産婦人科で予防接種を受けられると良いですね。

最近では、インフルエンザの予防接種ができる産婦人科も多くなってきていますので、妊婦健診に行ったついでなどに受けられても良いですね。
 

妊婦が受けられる予防接種の種類とは?

妊婦が受けられる予防接種の種類とは?

不活性化ワクチン

妊娠中でも受けられる予防接種は、不活性化ワクチンならだいたい可能です。

不活性化ワクチンとは、死んだウイルスや細菌で作られたワクチンのことを言います!
 

この不活性化ワクチンのメリットは、毒性や副作用が少ない点にあるのですが、デメリットとして免疫を保てられる期間が短いため、何回か接種する必要があります。

また、インフルエンザの特効薬で知られているタミフルやリレンザは、妊婦への安全性がちゃんと確認されていないため、インフルエンザにかかる前に不活性化ワクチンの予防接種を受けていた方が良いかもしれないですね。

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生ワクチン

妊娠中には受けられない予防接種は、生ワクチンと言われるものです。

生ワクチンとは、生きたウイルスや細菌で毒性を弱くして作られたワクチンです!
 

この生ワクチンのメリットは、免疫を保てられる期間が長い点にあるのですが、デメリットとして副作用が強いという点があります。

また、抗体のない妊婦は予防接種を受けられないので、不特定多数の人がいるところを避け、身近な人がインフルエンザに感染しないように予防接種してもらうなど対策しておきましょう。
 

妊娠中にインフルエンザ予防接種を受ける時期とは?

妊娠中にインフルエンザ予防接種を受ける時期とは?

妊婦がインフルエンザの予防接種を受けられる時期は、妊娠初期から全妊娠期間において可能とされています。

よく妊娠16週目までは胎児の状態が不安定なので、予防接種は控えたほうが良いという話がありますが、国立成育医療研究センターによると不活性化ワクチンは妊娠期間中において安全であるとされています。

また、妊娠初期は自然流産の起こりやすい時期でもあるので、予防接種の影響はないとされていますが、受ける際は慎重にした方が良さそうですね。

インフルエンザの予防接種を受けるにあたり、料金などもう少し知りたい方は、以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>インフルエンザ予防接種とは?予防接種の時期や料金っていくら?
 

お腹の赤ちゃんへの影響は大丈夫なの?

お腹の赤ちゃんへの影響は大丈夫なの?

妊娠中にインフルエンザの予防接種を受ける場合は、不活性化ワクチンを使います。

不活性化ワクチンは死滅したウイルスや細菌で作られているので、予防接種を受けたからと言って、インフルエンザは発症しません。

そして、この不活性化ワクチンがお腹の赤ちゃんへ悪影響を及ぼす可能性は極めて低いとされています。

ですので、妊娠中に予防接種を受けても母体やお腹の赤ちゃんには影響が少ないことから、妊婦が予防接種を希望する場合はしても良いことになっています。

また、WHO(世界保健機関)では、インフルエンザワクチンを優先的に妊婦へ予防接種の対象として推奨しています。

ワクチンには防腐剤としてメチロサールが入っているものもあり、妊婦やお腹の赤ちゃんへの影響はないとされていますが、気になる人はこの物質が入っていないものもあるので、予防接種を受ける際に確認しましょう。

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インフルエンザ予防接種は妊婦とお腹の赤ちゃんにとって悪影響なの?のまとめ

インフルエンザ予防接種について、妊婦とお腹の赤ちゃんにとって悪影響があるのか参考になりましたでしょうか?

妊婦はお腹に赤ちゃんがいるので、母体や赤ちゃんを守るためにインフルエンザにかからないようにしたいですね。

とくに妊娠中は、インフルエンザが流行る時期は不安になりがちですが、ちゃんとした予防や対処をすれば安心です。

妊娠中の予防接種については、産婦人科で相談するとともに、ご家族にもインフルエンザの予防を徹底し協力してもらう必要があります。

完ぺきにインフルエンザを防ぐことは難しいかもしれませんが、出来る範囲での予防をしてインフルエンザに感染する確率を減らしたいですね。




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