ジカ熱

ジカ熱とは?症状や感染経路はどこから?

投稿日:2019年8月4日 更新日:

ジカ熱とは?症状や感染経路はどこから?

最近、ジカ熱という聞き慣れない単語を耳にするようになりましたが、ご存知でしょうか?

次から次へと新しい病原菌などが見つかるたびに、新種のウイルス対策に追われる昨今ですね。

この記事では、ジカ熱とは何か、症状や感染経路を解説していきます。

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ジカ熱とは

ジカ熱とは、フラビウイルス科のジカウイルスに感染することにより、発熱を伴うことがある感染症のことを言います。

ジカウイルス感染症は、ジカウイルスが後天的に感染することで、引き起こされるジカウイルス病と、先天性ジカウイルス感染症に分けられています。

ジカ熱は、2016年オリンピックの開催地である中南米のブラジルやアメリカ大陸で流行り、急激に感染エリアを拡大していったためエボラ出血熱以来、WHO(世界保健機関)が緊急事態を宣言するほどまでになりました。

日本国内では流行っていない感染症ですので、まだ感染した例は上がっていませんが、たまたま仕事や観光へ出かけた先がジカ熱の流行しているところだったために、現地の蚊に刺されて感染し、帰国してから発症するという例が2013年以降に国内で3件の報告があります。
 

ジカ熱の症状

ジカ熱の主な症状は、軽度の発熱、皮疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛、頭痛、疲労感、倦怠感などがあります。

また、ジカ熱の症状は8割の人は症状が出なく出たとしても症状が軽いため、感染しても気付きにくいということがあります。

ですので、感染したからと言って全員が必ず発症するわけではありませんし、感染したとしても2〜7日ほどで治まります。

ただ、血小板の数が減少することもあるそうですが、他のデング熱などの感染症と比べると軽症で済みます。

このジカ熱の特徴は、あまり大きな自覚症状がないというのが、逆に不安なところでもありますよね。

流行している場所へ出かけても、何も症状が出ない場合は特に、病院へ行って受診してもらう必要はありませんが、心配な人は一度診てもらって感染していないかを確認したいですね。

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ジカ熱の感染経路

ジカ熱の感染経路は、ジカウイルスを持った人から血を吸い上げ、ジカウイルスを持った蚊に刺されることにより、感染してしまいジカ熱を引き起こします。

蚊以外の感染は基本的には、感染した人から人へと直接に感染の可能性があるような病気ではありませんが、感染している人からの輸血や性行為によって二次感染する場合があります。

このように、蚊がウイルスの橋渡しとなって感染が広がる点では、2014年(平成26年)の夏に一時期、日本国内でも騒がれ発生したデング熱と同じ現象です。

ジカウイルスを持った蚊に刺されるのは避けたいところですね。
 

ジカ熱ウイルス感染の予防方法

ジカ熱に有効とされているワクチンがないため、ジカ熱が流行しているところへ行かないことがウイルス感染を防ぐ一番のポイントです。

もし、ジカ熱が流行しているところへ行った場合は、蚊に刺されないようにすることと、感染している人からの輸血や性行為には、気をつけることが唯一の防ぐ方法です。
 

ジカ熱のウイルスに感染しないためには?

    1. ジカ熱の流行地へは行かない。
    2. ジカ熱の流行地へ行っても蚊に刺されやすい時間帯の外出は控える。
    3. 蚊に刺されないように素足でのサンダルは控えて長袖や長ズボン、虫除け剤や蚊帳など工夫をする。
    4. 感染している人から輸血を受けない。
    5. 感染している人との性行為の際には避妊具を使用し直接粘膜が触れないようにする。

 

このように、感染しないように最大限気をつけていても、もし感染してしまった場合の治療方法は、対症療法の治療となります。

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ジカ熱とは?症状や感染経路はどこから?のまとめ

ジカ熱の症状や感染経路はどこからなのか参考になりましたでしょうか?

日本では、感染が広がっているわけではありませんが、中南米などで急激に広がっているジカ熱です。

2016年の夏にはブラジルのリオデジャネイロで夏季オリンピックが開催され、日本からも応援にしに行った人もいたかと思います。

オリンピックの象徴であるシンボルマークについて、もう少し知りたい方は以下の記事も合わせて見てみて下さい↓↓↓
>>オリンピックのシンボルマークにはどのような意味が込められている?

もし今後、中南米へ渡航する予定のある人は、万全の準備をして気をつけて行ってきてください。

また、ジカ熱は自覚症状が弱いため、帰国してからも油断をせずに、自身の体調の変化に注意して経過をみてください。

今の時代は、世界各地へ多くの人が行き来すようになり、一人ひとりがジカウイルスに感染しないことや、感染を広げないという意識を持つことも大切な予防方法かもしれないですね。




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