毎年、恒例行事として様々なクリスマス企画やイベントが開催さていて、今年のクリスマスはどのように過ごそうかと考えている人も多いのではないでしょうか。
世界ではどのようなクリスマス文化があるのか、また海外の人達のクリスマスの過ごし方も気になりますよね。
この記事では、代表的な海外のクリスマスの種類について解説していきます。
記事の内容
日本のクリスマス
日本のクリスマスでは、家族と過ごす割合よりも恋人と過ごされる人のほうが多いです。
クリスマスの日には、ローストチキンやフライドチキンを食べ、豪華にデコレーションされているケーキを食べる習慣があります。
このクリスマス用のケーキは、1922年に不二家が初めて作り販売したことが始まりで、日本独自の風習です。
クリスマスケーキの始まりについて、もう少し知りたい方は以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
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また、クリスマスツリーも12月25日を過ぎたら、余韻を楽しむこともなくすぐに片付け、お正月の準備に取り掛かるのが特徴です。
アメリカのクリスマス
アメリカのクリスマスでは、一般的に日本とは違い、大半は家族や親戚などと集まって過ごすことが基本となっています。
クリスマスイブの日に、クリスマスツリーの下にクリスマスプレゼントを置いておき、12月25日に家族みんなでプレゼントの包装紙を豪快に破いて、嬉しい気持ちを表現しながら開けます。
また、アメリカではニューヨークの風物詩でもあるロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式が伝統行事として行われます。
だいたい12月初旬に点灯式が行われ、世界中から多くの観光客が見物しに訪れるほどの人気ぶりで、その模様は全米にTVで生中継され、家族みんなでテレビを見たりして過ごします。
ドイツのクリスマス
ドイツのクリスマスでは、カウントダウンをしながらクリスマスを待つ風習があります。
12月1日からクリスマスイブの日までの期間にアドベントカレンダーを使って、毎週日曜日にロウソクを1本ずつ灯したりして、クリスマスの日まで楽しみます。
そして、ドイツでは11月下旬からクリスマスイブまでクリスマスマーケットが開かれます。
国内150か所以上の街で開かれるドイツの一大イベントで、飾りやお菓子などのクリスマスにちなんだ色んな物から、ホットワインやソーセージなどが売られます。
世界三大クリスマスマーケットといわれているニュルンベルク、ドレスデン、シュトゥットガルトがすべてドイツに集結しているほど、国内は大盛り上がりになります。
ちなみに、世界三大クリスマスマーケットを都内で楽しみたいという方は、以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
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ドイツのクリスマスで一番変わっているところは、善悪のサンタクロースが二人登場することです。
良いサンタクロースの聖ニコラウスと悪いサンタクロースのクネヒト・ループレヒトという名前のサンタクロースがいます。
良い子にしていると聖ニコラウスがお菓子をあげて、悪い子にしているとクネヒト・ループレヒトが喜ばれない石や石炭などをあげます。
また、この悪いサンタクロースは悪い子にはおしおきもしてくるので、子どもたちにとっては恐い存在となっています。
イギリスのクリスマス
イギリスのクリスマスでは、12月25日のクリスマス当日の朝は、ミサという神に感謝し祈願などを行う祭りの儀式に参加し、夕方は七面鳥などのディナーを楽しみます。
イギリスでは、クリスマスプレゼントを家族同士で交換し、サンタクロースからも別口でクリスマスプレゼントがもらえるそうです。
イギリスのクリスマスは、クリスマスディナーを出しているレストラン以外のお店が全て閉店し、電車などの公共機関が一部のバスを除いて全て止まってしまいます。
日本では考えられない状況ですが、イギリスの風習としてクリスマスはどこにも出かけないで、家族とゆっくり過ごすという文化なのですね。
また、クリスマスの次の日の12月26日はボクシング・デーと呼ばれ、あらゆるデパートなどでクリスマス前に売れ残った品物の大セールが行われます。
このボクシング・デーのボクシングは、Boxing(箱)という意味でクリスマスの日も働いていた人へ、プレゼントをあげましょう!という由来からきています。
オーストラリアのクリスマス
オーストラリアのクリスマスでは、サンタクロースがサーフボードや水上スキーに乗り、海から現れます。
オーストラリアの位置は南半球側なので、日本やアメリカとは真逆の気候になり、夏の時期にクリスマスを迎えます。
真夏のクリスマスということで、冬のクリスマスとはだいぶ雰囲気が違いますが、オーストラリアの人にとってもクリスマスが特別な日であることに変わりはないです。
オーストラリアのクリスマス料理は、一般的にはエビやロブスターなどの新鮮なシーフードを使ってバーベキューをします。
バーベキュースタイルが多いので、ディナーよりもランチ帯のほうが豪華になり、大切な家族や友人たちと食べてクリスマスをお祝いします。
ロシアのクリスマス
ロシアのクリスマスは、ヨーロッパより約2週間遅れの1月7日になるので、新年の後にクリスマスを迎えます。
クリスマスが1月7日になるのには、ロシア正教の暦によるユリウス暦という古い暦を使っているためで、グレゴリオ暦を使っている西洋諸国ではクリスマスは12月25日となっています。
ロシアでは12月25日は、カトリックのクリスマスという認識が強く、新年を迎えることのほうが重要視されていることもあり、これといった特別な料理やパーティーなどは行われないようです。
近年では12月25日もクリスマスをお祝いする人もいるようですが、割合的には少ないです。
ロシアのサンタクロースは、青や黄色の服を着ていたり、娘を連れていたりと、正確にはサンタクロースではないのですが、とてもユニークで面白いです。
また、クリスマスツリーとして飾られる大きなモミの木のヨールカは、新年を迎える前までに飾り付けされます。
フィリピンのクリスマス
フィリピンのクリスマスが、数あるお祝い事の中で一番大事な日として位置づけられているのは、東南アジアの中で唯一のキリスト教国だからです。
フィリピン国民の80%以上がキリスト教徒であるため、イエス・キリストが誕生された日を祝うことは当然のことなのです。
12月16日から12月24日のクリスマスイブの日まで毎日行われている「Simbang Gabi(シンバンガビ)」と呼ばれるミサに参加します。
クリスマスイブの日は、多くの人が家族と教会に行ってミサに参加し祈りを捧げる日となっています。
クリスマスのお祝いが好きなフィリピンの人たちは、家のドアを閉めずに来た人に食事を誰にでも振る舞う人も多く、他人同士でも一緒に踊ったり歌ったりしながら、特別なクリスマスの夜をみんなで楽しみます。
また、早ければ9月頃からお店などではクリスマスソングも流れ始め、段々とパロルというカラフルなランタンやオーナメントで、色鮮やかに街を飾っていきます。
海外のクリスマスの種類って?世界のクリスマス文化についてのまとめ
海外の人がクリスマスをどのように過ごしているのか、世界のクリスマス文化について参考になりましたでしょうか?
クリスマスの過ごし方は、どこの国でも共通しているのかと思っていましたが、風習や文化によって違いがあり面白いですよね。
毎年、変わらないクリスマスの過ごし方に飽きている人や、一味違うクリスマスを体験したいという人は、海外バージョンの過ごし方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、実際にクリスマスの日に海外へ出かける予定のある人は、渡航先のクリスマス文化に触れてみるのも楽しいかもしれないですね。