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節分とは?豆まきのやり方や恵方巻きの食べ方

投稿日:2020年1月12日 更新日:

節分とは?豆まきのやり方や恵方巻きの食べ方

みなさんは、節分の日に恵方巻きを食べたり、豆まきをしたりしていますか?

正月の行事もひと通り終わり、あっという間に2月が訪れ、節分の時期になると最近では、コンビニでも恵方巻きを売っていたりと、よく見かけますよね。

この記事では、節分や豆まき、恵方巻きについて解説していきます。

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節分とは?

節分とは?

節分の意味と日にち

節分は、節(季節の節目)分(分け目)という意味が含まれていて、季節を分ける、つまり季節の変わり目のことです。

ですので、本来であれば、春、夏、秋、冬のどの季節にも節分はあるということになります。

季節変わり目とは、立春、立夏、立秋、立冬のことで、その前日が節分を指します!
 

季節は春夏秋冬と言うように、一年の始まりは春であり、春の始まりが立春なので、立春の前日が節分として、有名になりました。

ちなみに、一年の始まりであるお正月に送る年賀状にも、迎春や新春と書くことからも、一年のうちで最も大切なのが春だということが分かりますよね。

「これから始まる新年が、災いや苦難のない幸せな一年になりますように」と祈願して、一年に一度だけ新年が始まる前日、春が始まる前日の時期に節分を行うようになりました。

したがって、節分の日は年によって変動するので、日付けでは覚えずに、立春の前日が節分と覚えると分かりやすいのではないでしょうか。
 

節分の豆まきとは?

節分の豆まきとは?

豆まきの由来

節分の豆まきの由来は、中国の風習から伝わってきたものとされ、無病息災を祈願するという意味を持っています。

その昔、京都で鬼が出てきた時に、鬼の目に向かって大豆を投げつけてみたら、鬼をやっつけられたという昔話が残っていました。

その話は、鬼の目である魔の目(魔目=まめ)に豆を投げつけて鬼を退治する、つまり魔を滅する(魔滅=まめ)ことが出来たことに通じています。

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豆まきのやり方

豆まきのやり方としては、節分の日の夜に行うのですが、それは夜に鬼がやってくると言われているからです。

そして、一般的に一家の主(あるじ)か、または年男(生まれ年がその年の干支にあたる男性)が豆をまきます。

ですが、近年では家族みんなで豆をまいているという家庭も多いようです。

豆まきの準備としては、豆まきの大豆(福豆)を用意します。

スーパーなどで、鬼のお面と一緒に売られているようなものでも良いでしょう。

ちなみに、豆まきに使用する大豆は炒った豆を使わなければならないのですが、それは生の大豆を使ってしまうと、投げた後に拾い忘れてしまった豆があった場合に、豆から芽が出ると縁起が悪いという理由からです!
 

そして、買ってきた大豆を升(マス)に入れ、神棚に供えます。
 

豆まきの順番

豆まきの順番を以下にご紹介します↓↓↓

    1. まず、順番に奥の部屋から始め、鬼門といわれる鬼が出入りするとされる不吉な方角である東北側の窓を開けて、「鬼は外!」と言いながら、豆を投げる。
    2. 次に、窓を閉めてから「福は内!」と言いながら、豆を投げる。
    3. そして最後に、玄関を開けて「鬼は外!」と言いながら、豆を投げる。

 

一般的に豆まきをする時には、「鬼は外〜!福は内〜!」と言いながら、豆をまきますよね。

しかしながら、京都府にある大原神社では、「鬼は内〜!福は外〜!」と逆の掛け声を掛けながら、豆をまくようです。

それは、このような考えからきているようです。

「鬼は内」というのは鬼を迎え入れて、家にひそんでいる災いを持ち帰ってもらい、「福は外」というのは神社からそれぞれの家に福を送るという意味があるということです。

ちなみに、この大原神社では1996年から2月2日に赤鬼と青鬼が各家を回って、鬼に災いを持ちて帰ってもらう鬼迎えという行事もあるそうです。

また、神社によっては「福は内!鬼も内!」、「鬼は内!福も内!」、「福は内!」だけ、「福は内!福は内!鬼はご随意に!」というように掛け声も様々なようです。

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豆まきをした後にすること

豆まきをした後には、豆を食べるという習慣があるのですが、そもそもなぜ豆を食べるのかというと、豆まきをした最後に人間が豆を食べることによって、鬼をやっつけたということになるからです。

では、豆はいくつ食べれば良いのかですが、豆を食べる数については、以下2つの説があります↓↓↓

年齢の数だけ食べる:年齢の数と同じ分の福を体に取り入れるという意味

年齢の数+1つ食べる:1つ多く食べることで、来年一年の健康と幸せを願うという意味

 

しかし、年齢を重ねるごとに食べる豆の数が次第に多くなってくると、特にお年寄りの方が食べる数を考えると、辛くなってきますよね。

そのような時には、10歳で豆1個と数える考え方もあるようで、この食べ方だとお年寄りの方も安心ですね。

ちなみに、73歳ですと、7+3で10個ということになります。

地方や地域によっては、豆を食べる数も習わしが異なるので、特にこだわりがなければ、このような考え方で行っても良いのではないでしょうか。
 

節分に食べる恵方巻きって?

節分に食べる恵方巻きって?

恵方の意味と恵方巻きの由来

恵方の意味はその年の良い方角のこと、巻きの意味は福を巻き込む巻き寿司(太巻き)のことで、節分の日にその年の恵方を向きながら太巻きを食べる習わしです。

もともとは、大阪の海苔(のり)問屋の協同組合が、節分の行事として行ったものを、マスコミが大きく取り上げたことがきっかけで広がっていったもののようです。

現在では全国各地に根付いている節分行事の一つである恵方巻きを食べる風習ですが、元々は関西から始まったものだったのですね!
 

恵方巻きについてもう少し詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>節分で食べる恵方巻きとは?恵方巻きの由来と方角の調べ方
 

恵方巻きを食べるポイント

恵方巻きを食べるポイントは、節分の日の夜に太巻きを切らずにかぶりつき、食べ終わるまでは喋らず心の中で願い事を唱えながら、恵方を向きながら食べることです。

ちなみに、太巻きを切らずにかぶりつくというのは、福を切らないということから包丁を使わないという、一つの縁起かつぎです。

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節分とは?豆まきのやり方や恵方巻きの食べ方のまとめ

節分の日に食べる恵方巻きや豆まきについて参考になりましたでしょうか?

2月初旬に節分の日がある印象が強かったですが、正確には立春の前日だったのですね。

今まで豆まきのやり方や意味を知らずに行っていた人も、少なくないのではないでしょうか。

また、今年の願い事を唱えながら恵方巻きを食べると、今年一年も良い一年になりそうですね。




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