大晦日

除夜の鐘はどこでつける!?東京で除夜の鐘がつける穴場のお寺10選

投稿日:2019年12月8日 更新日:

除夜の鐘はどこでつける!?東京で除夜の鐘がつける穴場のお寺10選

今年も残りわずかとなってきましたが、大晦日の夜にテレビで除夜の鐘を聞くのではなく、自ら除夜の鐘がつけるのをご存知でしょうか?

除夜の鐘はお寺の住職さんがつくものだとばかり思っていましたが、実は一般の人にも除夜の鐘をつかせてくれるお寺もあります。

この記事では、東京で除夜の鐘がつける穴場のお寺10選をご紹介していきます。

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【人数制限なし・無料】除夜の鐘がつけるお寺

人数制限なく無料で除夜の鐘がつけるお寺

港区:善福寺(ぜんぷくじ)

東京都港区にある善福寺は、824年に弘法大師空海によって創設されたお寺で、都内では有名な浅草寺の次に最古の寺院ですが、わりとこじんまりとしているお寺なので、浅草寺と比較すると意外と穴場のお寺です。

本堂は300年もの歴史がある文化財の建物で、福沢諭吉のお墓があることでも有名な上、境内にある樹齢700年を超える天然記念物のカエデは「逆さ銀杏」と呼ばれ、人々から支持されています。

善福寺の除夜の鐘は、人数制限もなく無料で鐘をつけるので、基本的には希望者全員が鐘をつけるようになっており、23時頃から行列が出来始めます。

人数制限のあるお寺ほど必要以上に早く出掛けることはありませんが、近年では希望者も多くなってきてるので、ある程度の余裕は持っておいた方が良いのではないでしょうか。

 【詳細情報】 
  • 名称:麻布山善福寺
  • 住所:東京都港区元麻布1-6-21
  • アクセス:東京メトロ南北線/都営大江戸線 麻布十番駅より徒歩5分
  • 時間:23時45分~
  • 料金:無料
  • 回数制限:なし
  • 人数制限:なし
  • お問い合わせ:03-3451-7402
  • >>公式サイトはこちら

 

足立区:西新井大師(にしあらいだいし)

東京都足立区にある西新井大師は、826年に創設され、弘法大師を祀る関東厄除け三大師の一つとして親しまれているお寺です。

ちなみに、関東厄除け三大師とは、西新井大師、川崎大師、観福寺で、関東の三大師は佐野厄除け大師、青柳大師、川越大師です!
 

10種類もの福徳を授けるとされている延命水洗地蔵は、とりわけ寿命長遠の功徳があると信仰を集めていて、近年では若い参拝者も多くなってきています。

西新井大師の除夜の鐘は、0時ちょうどにお坊さん達が鐘をついた後、無料で人数制限なく時間内であれば誰でも鐘をつくことが可能です。

鐘つきの希望者はそれぞれ清らかな心で、各自の願いを込めて一度ずつ除夜の鐘をつくことができます。

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 【詳細情報】 
  • 名称:西新井大師 總持寺(そうじじ)
  • 住所:東京都足立区西新井1-15-1
  • アクセス:東武大師線 大師前駅より徒歩5分
  • 日暮里舎人ライナー 西新井大師西駅より徒歩20分
  • 時間:24時~
  • 料金:無料
  • 回数制限:なし
  • 人数制限:なし
  • お問い合わせ:03-3890-2345
  • >>公式サイトはこちら

 

【人数制限なし・有料】除夜の鐘がつけるお寺

人数制限なく有料で除夜の鐘がつけるお寺

目黒区:五百羅漢寺(ごひゃくらかんじ)

東京都目黒区にある五百羅漢寺は、1695年に江東区に創建された後、明治維新により没落し、1908年に目黒区に移されました。

五百羅漢寺は、その名が示す通りかつては500体以上の羅漢(お地蔵さん)が祀られており、現在は300体超になっていますが、東京都の重要文化財として指定されています。

五百羅漢寺の除夜の鐘は、屋上の鐘つき堂にある平和の鐘で、戦争による被害を乗り越えた貴重な文化財となっており、変わった特徴を持ったレアな鐘です。

五百羅漢寺の除夜の鐘は有料ではありますが、人数制限はなく、鐘つきのコースがいくつかあり、オリジナルお守りの特典付きです。

事前購入できる鐘つきのコースもありますが、22時~24時半まで販売される当日券もあるので、自分に合ったコースを選んでみてはいかがでしょうか。

また、鐘つきのコースについてもう少し詳しく知りたい方は、以下の公式サイトを見てみてください。

 【詳細情報】 
  • 名称:天恩山 五百羅漢寺(ごひゃくらかんじ)
  • 住所:東京都目黒区下目黒3-20-11
  • アクセス:東急目黒線 不動前駅より徒歩8分、JR 目黒駅より徒歩12分
  • 時間:23時40分~25時(受付は24時30分まで)
  • 料金:鐘つき当日券600円、鐘つき&年越しそばセット券1000円(108枚のみ、事前購入可)
  • 回数制限:なし
  • 人数制限:なし
  • お問い合わせ:03-3792-6751
  • >>公式サイトはこちら

 

中野区:新井薬師(あらいやくし)

東京都中野区にある新井薬師は、1586年に創建され、「目の薬師」とも呼ばれ目の仏様として有名で、眼病にご利益があるとして親しまれているお寺です。

左右対称に「め」の文字が書かれている「めめ絵馬」は、江戸時代からずっと変わることなく売られており、その他にも眼病が治癒するお守り等も好まれています。

ちなみに、新井薬師ではおみくじも少し変わっており、大吉などが示された紙に加えて大黒天や銭亀などの数種類の福の神様が1つずつ入っていて人気があります。

新井薬師の除夜の鐘は、時間内であれば人数制限はありませんが、煩悩(ぼんのう)の数である108回までは有料(お守り付き)で、109回以降は浄財(じょうざい:寄付)にて鐘をつくことができます。

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 【詳細情報】 
  • 名称:新井山 梅照院薬王寺(ばいしょういんやくおうじ)
  • 住所:東京都中野区新井5-3-5
  • アクセス:西武新宿線 新井薬師前駅より徒歩5分、JR 中野駅より徒歩15分
  • 時間:23時45分頃~26時(受付は24時30分まで)
  • 料金:有料(108人までお守り付き)、それ以降は無料(浄財)
  • 回数制限:なし
  • 人数制限:なし(時間内)
  • お問い合わせ:03-3386-1355
  • >>公式サイトはこちら

 

【回数制限あり・無料】複数人で除夜の鐘がつけるお寺

108回以上の人数制限ありで無料で除夜の鐘がつけるお寺

品川区:品川寺(ほんせんじ)

東京都品川区にある品川寺(ほんせんじ)は、806年~810年に弘法大師空海によって創設され、品川区の真言宗派の中では最古のお寺です。

品川寺の除夜の鐘の大梵鐘(だいぼんしょう)は、徳川家綱の寄進とされており、一時は海外に流失され行方不明になっていましたが、スイスの美術館で発見され、返還交渉して好意で戻された歴史を持つ貴重な鐘です。

品川寺の除夜の鐘は無料ですが、回数は108回と定められており、出来る限りたくさんの人が鐘をつけるように工夫はしてもらえますが、早いうちに足を運ぶ方が賢明ではないでしょうか。

また、帰る際にはお餅(かねもち)の供養があるため、最後まで残っておくとお得です。

 【詳細情報】 
  • 名称:海照山 品川寺(ほんせんじ)
  • 住所:東京都品川区南品川3-5-17
  • アクセス:京浜急行 青物横丁駅より徒歩5分
  • 時間:24時~25時30分頃
  • 料金:無料
  • 回数制限:あり(108回)
  • 人数制限:あり(約500人)
  • お問い合わせ:03-3474-3495
  • >>公式サイトはこちら

 

豊島区:法明寺(ほうみょうじ)

東京都豊島区にある法明寺は、810年に威光寺という名で創設された後、現在では法明寺と改名されており、都心部とは思えないような自然に囲まれた伝統あるお寺です。

関東大震災などの被害によって倒壊したり焼失しましたが、復興や再建されて今日現在に至り、鐘楼堂は1968年に再建されたもので、除夜の鐘の梵鐘は珍しい文様が入っているので、要チェックです。

法明寺の除夜の鐘の回数は108回ですが、多くの人が鐘をつけるようにと引き網をつけて1回を複数人で鐘をつくなど工夫してくれているため、800人まで無料で鐘をつくことができます。

例年多くの人が集まり回数制限もあるため、希望者全員が鐘をつけるように調整はしてくれますが、ゆとりを持って出掛けておいた方が良さそうです。

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 【詳細情報】 
  • 名称:威光山 法明寺(ほうみょうじ)
  • 住所:東京都豊島区南池袋3-18-18
  • アクセス:JR 池袋駅/目白駅より徒歩約15分
  • 時間:23時55分~26時(受付は24時30分まで)
  • 料金:無料
  • 回数制限:あり(108回)
  • 人数制限:あり(800人)
  • お問い合わせ:03-3971-4383
  • >>公式サイトはこちら

 

【回数制限あり・無料】除夜の鐘がつけるお寺

回数制限ありで無料で除夜の鐘がつけるお寺

葛飾区:南蔵院(なんぞういん)

東京都葛飾区にある南蔵院は、1348年に創建され、大晦日に国内で年内最終のだるま市が開かれ、元旦に国内でどこよりも早くだるま市を開くことで有名なお寺です。

南蔵院の敷地内にある「しばられ地蔵」に関連して、厄除けから縁結びまで数多くの願い事をつなぐ開運の「結びだるま」は非常に縁起が良いとされ、人気を集めています。

南蔵院の除夜の鐘は無料ですが、22時より配布される整理券によって108回までの回数制限があるため、希望者は早いうちから並んで整理券をゲットしておきたいですね。

南蔵院の除夜の鐘つきの目玉は、除夜の鐘をつく人限定で景気がつくようにと願いが込められたケーキが振る舞われることです!
 

南蔵院の「しばられ地蔵」にちなんで、「しばられているんだモン」という名のモンブランは、栗のクリームを縄に見立ててお地蔵様の顔が付いており、この愛くるしいケーキをもらうためだけであっても、整理券の行列に並ぶ価値はあるのではないでしょうか。

 【詳細情報】 
  • 名称:業平山 南蔵院(なんぞういん)
  • 住所:東京都葛飾区東水元2-28-25
  • アクセス:JR常磐線 金町駅より徒歩約15分
  • 時間:24時~(整理券配布は22時~)
  • 料金:無料
  • 回数制限:あり(108回)
  • 人数制限:あり(108人)
  • お問い合わせ:03-3607-1758
  • >>公式サイトはこちら

 

日野市:高幡不動尊(たかはたふどうそん)

東京都日野市にある高幡不動尊は、平安時代初期に関東を守る霊場として高幡山に不動明王を安置したのことが起源とされており、新撰組の土方歳三(ひじかたとしぞう)のお墓があることでも有名で、新選組ゆかりのお寺です。

また、高幡不動尊は関東三大不動の一つでもあり、本尊にある重文丈六不動三尊の総重量は1100kg超で古来より日本一と伝えられ、その歴史に適した文化財がいくつも現存しています。

関東三大不動とは、不動明王を本尊とするお寺で、成田山 新勝寺、高幡不動尊 金剛寺に加えて、3つ目はいくつかの説があります!
 

高幡不動尊の除夜の鐘は近年に再建され、大晦日当日に整理券が1グループに1枚ずつ配られ、先着で108組が無料で鐘をつくことが可能です。

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 【詳細情報】 
  • 名称:高幡山 金剛寺(こんごうじ)
  • 住所:東京都日野市高幡733
  • アクセス:京王線/多摩都市モノレール 高幡不動駅より徒歩5分
  • 時間:24時~26時頃
    ※整理券配布時間は未定
  • 料金:無料
  • 回数制限:あり(108回)
  • 人数制限:あり(108組)
  • お問い合わせ:042-591-0032
  • >>公式サイトはこちら

 

【回数制限あり・有料】除夜の鐘がつけるお寺

回数制限ありで有料で除夜の鐘がつけるお寺

文京区:護国寺(ごこくじ)

東京都文京区にある護国寺は、1681年に創建され、重要文化財もたくさんあり、大隈重信などの著名人のお墓が多数あることでも有名なお寺です。

護国寺の参道には屋台も出ていたりと賑わいますが、境内が広いため有名なお寺の人混みと比較すると、ゆったりとしているように感じるのではないでしょうか。

護国寺の除夜の鐘は、23時半になると住職さん達が現れて鐘つきが始まり、大晦日当日に配布される整理券をゲットした先着108人のみ、有料で鐘をつくことができます。

整理券の配布時間に行ったとしても枚数には限りがあるため、おそらくゲットすることは難しいかと思いますので、早いうちに足を運んでおくことをオススメします。

 【詳細情報】 
  • 名称:大本山 護国寺
  • 住所:東京都文京区大塚5-40-1
  • アクセス:東京メトロ有楽町線 護国寺駅より徒歩すぐ
  • 時間:23時30分~(整理券配布は15時頃~)
  • 料金:1000円
  • 回数制限:あり(108回)
  • 人数制限:あり(108人)
  • お問い合わせ:03-3941-0764
  • >>公式サイトはこちら

 

目黒区:目黒不動尊(めぐろふどうそん)

東京都目黒区にある目黒不動尊は、808年に創設され、関東で最も古い不動霊場として日本三大不動尊の一つに上げられているお寺です。

日本三大不動尊は、成田不動尊、目黒不動尊、木原不動尊または中野不動尊だよ!
 

目黒不動尊には、自らの身体で悪い箇所と同じ部分に水をかけると快方に向かうと言い伝えのある水かけ不動明王(ふどうみょうおう)の像もあり、厄除けや厄払いとして有名な不動尊です。

目黒不動尊の除夜の鐘は、事前の予約と参加費の支払いが必要なため、もう少し詳しく知りたい方は以下のお問い合わせ先で確認されることをオススメします。

目黒不動尊の境内は広めなので、そこまで混雑を感じることはないかと思いますが、大晦日の深夜から元旦にかけてのみ、入場制限があるため要注意です。

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 【詳細情報】 
  • 名称:泰叡山 瀧泉寺(りゅうせんじ)
  • 住所:東京都目黒区下目黒3-20-26
  • アクセス:東急目黒線 不動前駅より徒歩約15分、JR 目黒駅より徒歩約20
  • 時間:24時~
  • 料金:3000円
  • 予約制:11月下旬~12月30日まで
  • 人数制限:あり
  • 回数制限:あり
  • お問い合わせ:03-3712-7549
  • >>公式サイトはこちら

 

除夜の鐘はどこでつける!?東京で除夜の鐘がつける穴場のお寺10選のまとめ

東京で除夜の鐘がつける穴場のお寺の参考になりましたでしょうか?

除夜の鐘は煩悩(ぼんのう)を取り払うために大切な行事となっており、一年間の締めくくりという形で除夜の鐘をつく人も多くなっているようです。

お寺の境内に鳴り響く鐘の音を耳にしながら一年間を思い起こして、これから始まる一年に対してのモチベーションを高める穏やかな時間を過ごせるのも素敵ですよね。

実は、東京でも大晦日に除夜の鐘をつけるお寺は数多くありますが、有名なお寺ですと大勢の人が押しかけますので、人数制限のないお寺に行くか、結構早めの時間から出掛けるなど、事前に下調べをしっかりとしておくことがポイントです。

それぞれのお寺によって、除夜の鐘をつけるだけでなく、お守りやケーキ、お餅などの特典付きの場合もあるので、楽しみも増えて嬉しいですよね。

自分に合ったお寺を選び、大晦日は除夜の鐘をつきながら、想い出に残る年越しを過ごしてみてはいかがでしょうか。




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