敬老の日

敬老の日の由来は?敬老の日とは何歳からお祝いするもの?

投稿日:2019年9月6日 更新日:

敬老の日の由来は?敬老の日とは何歳からお祝いするもの?

日本では、国民の祝日としていくつか定められていますが、9月にある敬老の日の由来や何歳からお祝いするものなのかご存知でしょうか?

何気なく過ぎていく敬老の日がどのように始まったのか、何歳から祝福するものなのか気になりますよね。

この記事では、敬老の日の由来や何歳からお祝いするものなのかを解説していきます。

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敬老の日とは?

敬老の日とは?

敬老の日の由来

敬老の日は、兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)で提唱されて、敬老行事という形で実施されていた「としよりの日」が由来とされています。

敬老の日の趣旨としては、お年寄りを大切にし、年配者の知恵や意見を貰って村作りをしていこうと、気候も丁度良い9月15日を「としよりの日」と取り決めて、敬老会などを開いていたものです。

小規模の村で開始したこの風習が、1950年(昭和25年)以降は兵庫県全体で実施されることになって、次第に日本全国へと拡大していったというわけです。

ある程度経過した頃、としよりといった言葉の表現はあまり好ましくないということから、1964年(昭和39年)に老人の日と改称されたのです。

日本中に拡大してきたこのような動きなのですが、始まりの地という立場でもある兵庫県多可郡野間谷村では、国家に対してこどもの日や成人の日が制定されているのに敬老の日が存在しないのは不自然ではないかと声を上げ続けていたのです。

そしてようやく、老人の日と改称された翌年の1965年(昭和40年)に、多くの期間にわたり世の中に尽くし貢献してきた老人を敬愛し、長寿を祝う日ということで9月15日を「敬老の日」とする国民の祝祭日が制定されました。
 

敬老の日の日付け変更

1965年(昭和40年)に制定された敬老の日なのですが、2003年(平成15年)以降からは9月15日ではなく9月の第3月曜日に日付が改変されました。

これに関しては、2001年(平成13年)に祝日法改正がなされたことが原因で、言い換えればハッピーマンデー制度の実施によるものだったのです。

ハッピーマンデー制度とは、祝日と週休2日制をくっつけて、3連休以上の日数を増やすため、国民の祝日の一部分を今までの日付から決められた月曜日に移らせる制度です!
 

日付を移動させる状況には、提唱者や高齢者組合側より反論がありましたが、2001年に老人福祉法第5条を改正してから現在では9月15日を老人の日として、9月15日から1週間を老人週間という形で定められています。

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敬老の日と老人の日の違い

従来の敬老の日として定められていた9月15日は、上記でも触れましたが現在では老人の日とされています。

以下に、敬老の日に関係する事柄をまとめました↓↓↓

  • 9月15日:老人福祉法で定めている「老人の日」
  • 9月15日~21日:老人福祉法で定めている「老人週間」
  • 9月第3月曜日:祝日法で定めている「敬老の日」

 

このように、老人の日と老人週間の意味合いは、「人々の間に広く高齢者の福祉に対しての関心と理解を深めると同時に、お年寄りに対し自身のライフスタイルの向上に努める意欲を促進するため、老人の日に加えて老人週間を定める」とされています。

また、敬老の日の意味合いは、「多くもの年数にわたり世の中に尽くし貢献してきた老人を敬愛し、長寿を祝う」とされています。

ようするに、敬老の日は祝福の日であるのに対し、老人の日は理解や取組みなどに対する意識改革の日というようなニュアンスの違うところがあるそうです。
 

敬老の日は何歳からお祝いするの?

敬老の日は何歳からお祝いするの?

敬老の日のお祝いを何歳からしたら良いのかと考える人も多いかと思いますが、正解は人それぞれで現実的にはっきりとした定めはありません。

以下に、敬老の日にお祝いを受ける対象年齢に対してのスタンスを幾通りかご紹介していきます↓↓↓
 

60歳からお祝いする

祝福の分類で考えてみると、満60歳の還暦のお祝いが終わってからというような考え方があります。

一昔前までは60歳を迎えると、人生の一つの節目がついたということで隠居生活を送るのが一般的で、実際に満60歳で定年退職となる会社も多くあったことから、今となっても一応の区切りと考える人も多いのではないでしょうか。

そうは言っても、時代は少しずつ変わってきており、近年の満60歳というと依然として若々しく現役ですので、敬老とは程遠いという意識が現在の状況かもしれません。
 

65歳からお祝いする

日本で定められている老人福祉法では、高齢者と言われるのは65歳以上の男女であるとされています。

敬老の日に何歳からお祝いをしたら良いか迷った場合には、老人福祉法にちなんで65歳を基準にして考えるというのが一番王道かもしれません。

それに加えて、国連の世界保健機関(WHO)の定義によると、65歳以上の人を高齢者と捉えているということからも、一般的に見て65歳以上の人が高齢者に当てはまるとのことです。

とは言うものの、高齢者として認識する年齢の境界線は三者三様の考え方があったり、当事者の心理的な気持ちも大きく左右しますので、老人と括られる結果に抵抗感がある人もいるのが現状だと言えます。

また、年金が支給される年齢になったら、敬老の日を祝われる権利を持ったと考える人もいると思われます。

ちなみに、今現在の年金支給開始年齢は60歳から65歳の間で選べますので、これがちょうどいいひと区切りだと言えそうです!
 

孫からのお祝いは何歳からでもお祝いする

お孫さんがいるといった場合の敬老の日は、長寿の祝福とは反対に孫が祖父母に感謝を伝える機会という感覚の方が強くなります。

祖父母が40代や50代のどんなに若い方であっても、孫から見ればおじいちゃんやおばあちゃんという位置づけであって、孫からであれば祖父母が何歳だったとしても、敬老の日のお祝いを行なっても問題ないです。

孫から祖父母へ、年齢の壁を超えて敬老の日に「おめでとう」の気持ちを伝え、敬老の日を家族みんなでお祝いすることによって、祖父母も抵抗感なく素晴らしい「おめでとう」と「ありがとう」の感謝に溢れた時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

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敬老の日の由来は?敬老の日とは何歳からお祝いするもの?のまとめ

敬老の日の由来や何歳からお祝いしたら良いか参考になりましたでしょうか?

敬老の日とは老人を敬い尊重し大切にする日ではあるのですが、規則に従った過ごし方や決まり事などはありませんので、家庭の数だけお祝いの形や仕方、過ごし方はたくさんあると思います。

敬老の日にどうやってお祝いをしようか迷っている人は、以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>敬老の日にはどんなメッセージを贈る?お祝いの言葉やカード文例集

また、プレゼントを贈りたいけど何が良いのか考えている人は、以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>敬老の日のプレゼント!喜ばれる人気プレゼントランキング

両親や祖父母など、人生の先輩にはいろいろ相談を持ち掛ける割合も多いと思いますので、積極的に敬老の日をキッカケとして日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。




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