リフォーム・リノベーション

リフォーム会社はどう選ぶ?リフォーム会社の種類と選び方のポイント

投稿日:2020年8月7日 更新日:

リフォーム会社はどう選ぶ?リフォーム会社の種類と選び方のポイント

大切な住まいを快適にリフォームをしようと思った際に、どこのリフォーム会社にするかお決まりでしょうか?

リフォームの成功か失敗かは、リフォーム会社に左右されてしまうほど重要になってきますが、どのような基準で選べばよいか迷う人も多いかと思います。

この記事では、リフォーム会社の種類と選び方のポイントについて解説していきます。

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リフォーム会社の種類

リフォーム会社の種類

リフォーム会社の種類は多岐にわたっており、一戸建てのリフォームが上手な会社、マンションのリフォームが上手な会社、大規模な工事に強い会社、小規模でも壁紙や畳など専門分野に絞って得意とする会社など、数多くあります。

なかには、電源の工事には電気工事の資格保有者でなければならなかったり、水回りのリフォームには水回り専門の業者であったりと、リフォームを委託できる会社が限定されるものもあります。

リフォーム会社には、それぞれ得意不得意があるものなので、口コミや評判が良くてやり手のリフォーム会社であっても、自分の理想とするリフォームを実現させてくれるかどうかは分かりません。

また、大手のリフォーム会社であっても、自社でリフォームをしてくれるとは言い切れないのも現状です。

ですので、きちんとしているリフォーム会社で、自分の希望するリフォーム内容に見合った会社にお願いすることが大切になるのではないでしょうか。
 

リフォーム専門会社

リフォーム専門会社は、地元の工務店が兼業していたり、個人が専業でやっているお店など、多くが小中規模の会社で、内装工事や水回りの工事、増改築等々といった小規模から大規模のリフォームまで広範囲に渡っています。

地域密着型であり、事業所が近くにあれば何かトラブルがあった時でも素早く対応してもらえたり、細々とした希望にも応えてくれるなど、メリットも多く魅力的です。

たとえ、ぼんやりとしたリクエストであっても、多くの実績や経験のあるリフォーム専門会社であれば、今までの技術をもってして、イメージ通りにリフォームしてくれること間違いないでしょう。

リフォームを専業として、全国各地で展開しているリフォーム会社は意外と多くないのですが、なかでも「ナカヤマ」は全国直営のショールームもあり、実績も豊富で有名です。

ちなみに、リフォーム会社と呼ばれる会社の中には、一切自社で施工することなく、下請会社に委託する会社もあったりと、施工の管理が適当だという社会的な問題となったこともあるので、注意が必要です。

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住宅メーカー

住宅メーカーの多くは、事業の一部としてや子会社でリフォーム事業を行っています。

本来は、住宅メーカーというと新築住宅の建築や販売が中心であり、自社で手掛けた建物のアフターサービスやメンテナンスといったサービスが主ですが、新規のリフォームも依頼できます。

ですので、実際にリフォームを請け負っているのは、グループ会社ということが多いのが現状ですが、親会社の看板があるので、依頼する方からしたら信頼性は高いのではないでしょうか。

親会社の住宅メーカーで建築した家であれば、家の構造を熟知しているため、リフォームがしやすいといった点から、新規のリフォームは受け付けていない場合もあります。

住宅メーカーのグループ会社内で、新築住宅の時から定期点検や補修などのデータ履歴が共有されていたら、いつどのようなリフォームが必要になってくるかといったアドバイスを受けることも可能になるというメリットもあるでしょう。
 

工務店

工務店は地域に根差しており、新築住宅のみならず、増改築や水回りのリフォーム、修繕など多岐にわたって行っているところが多く、建設業において応用性を持っています。

工務店の特徴としては、依頼された内容によって設計や施工は自社で行う場合、設計は設計事務所に任せて、施工は下請け会社を束ねる元請業者になる場合と、色々なパターンがあることです。

さらに、長い間地元で経営している工務店であれば、近所から評判や口コミを聞いてみて、リフォームを依頼するかどうかを決めることもできます。

しかしながら、工務店にはカタログやショールームがない場合や、あまりデザインのセンスがないような場合もあるため、リフォームを依頼する前に得意なリフォームはどのようなジャンルなのか、施工例の写真を見せてもらったりと、事前にイメージを確認しておくと良いでしょう。
 

設計事務所や建築家

設計事務所や建築家は、新築住宅の設計を扱うことが多いため、大規模な工事であるリノベーションや、建て替えといった大きめのリフォームを強みとしています。

設計料などが要求されるため、高額になる傾向ではありますが、個性派のリフォームといったデザイナーズ物件など、こだわったデザインにしたい人には設計事務所でのリフォームは向いているかもしれません。

しかしながら、設計事務所だからといって必ずしも凝ったデザインを得意としている訳でもなく、工務店の建築士がデザインしたリフォームプランの方が自分の理想に近いといったことも有り得るでしょう。
 

住宅設備メーカー

住宅設備メーカーは、キッチンやトイレ、ユニットバス等の水回りの設備を販売がメインですが、リフォームも行っている会社が多くあります。

住宅設備メーカーが扱っている設備や部品に応じて、得意なジャンルは違ってきますが、小さなリフォームから大きなリフォームまで広範囲に渡って適応できるのが特徴です。

住宅設備メーカーは、設備機器についての知識や技術力に富んでいるため、水回りのみのリフォームを行うなら手早く依頼することができて、内装の貼り替え等のリフォームもセットで行ってくれる会社もあります。

ですので、あらかじめ希望しているアイテムが決まっている水回りなどの設備リフォームの場合には、住宅設備メーカーがオススメです。

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電気会社やガス会社

電気会社やガス会社の販売店や営業店でも、リフォーム事業を行っている会社もあります。

電気系の設備リフォームなら電気会社、キッチンのガス配管などであればガス会社というように、リフォームする箇所によって専門分野の会社に依頼をするのも良いかもしれません。
 

ホームセンターや家電量販店

ホームセンターや家電量販店でも、相談カウンターでリフォームも請け負っているお店もあります。

主に、店内で販売している商品の取り付けなどを扱っていて、小規模な工事を中心としています。

費用が安く済むことが良いところですが、追加の工事が発生したり、オプションなどには対応していない場合もあるので、要注意です。
 

リフォーム会社の選び方ポイント

リフォーム会社の選び方ポイント

希望するリフォームと同じ程度の工事実績があること

リフォーム会社の選び方のポイントとしては、自分の希望するリフォームと同じ程度の工事実績があることです。

小規模のリフォームを得意とするリフォーム会社や、大規模な全面リフォームを専門としてきたリフォーム会社、屋根や外壁といった専門的なリフォームを扱っている会社など、それぞれ得意分野の実績がどれほどあるのかというポイントは大切になってきます。

リフォーム工事を始めた後から、壁の内側などといった見えない部分で追加工事が出てくることもよく見受けられます。

そのような場合に、日頃から工事実績のある内容のリフォームであれば、事前に追加工事が必要になった際の費用の説明があったり、リフォームプランの提案など、柔軟に対応してもらえるでしょう。

ちなみに、あらかじめ工事実績を確認するには、自分が希望しているリフォームを明確にしておく必要があります!
 

さらに、当たり前に思えるかと思いますが、一戸建てのリフォームであれば一戸建ての工事実績のあるリフォーム会社に、マンションであればマンションの工事実績のあるリフォーム会社を選ぶように気を付けると良いでしょう。

もし万が一、マンションの知識のない会社に依頼してしまうと、知らずに管理規約に違反してしまっていたという危険性も有り得るので、要注意です。
 

要望に沿ったプランの提案をしてくれること

リフォーム会社の選び方のポイントとしては、要望に沿ったプランの提案をしてくれることです。

人それぞれリフォームの核にしたいポイントは違っているもので、一番に予算を考える人、機能的な部分を重要視する人、見た目にこだわる人など、様々な要望があるかと思います。

そういった際に、どんなリフォームを希望しているのかという点について、具体的に相談を受けてくれるリフォーム会社を選ぶと良いでしょう。

さらに、会社としての利益のみを考えているのではなく、依頼主の要望も尊重して、リーズナブルなプランも提案してくれるリフォーム会社であれば、信頼度も増すのではないでしょうか。

リフォーム工事をする前の図面を見ても、まったく完成後のイメージが湧かない場合には、見積もりやプランと共に、パースと呼ばれる完成予定図を見せてもらうと良いでしょう!
 

デザインに関しては、好みが分かれるものなので、自分の理想とする事例が出てくるまで、カタログや専門誌を見たり、インターネットで検索するなど、たくさんの事例を見ておくことが大切になってきます。

工事実績と知識のあるリフォーム会社であるなら、自分の要望通りのリフォームをしてもらえるか、しっかりと確認しておく必要があります。

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質問に対して適切な回答をしてくれること

リフォーム会社の選び方のポイントとしては、質問に対して適切な回答をしてくれることです。

リフォームは、ある程度のコストのかかるものなので、依頼者からの質問に正しく確実に回答してくれるかどうかも見極めるポイントの一つです。

仮に、見積書の不明点があった際に、納得できる説明をしてもらえると安心してリフォームを依頼できるのではないでしょうか。

一方で、聞いたことのないような難しい専門用語ばかり使ってきたり、分かりづらい話し方をする担当者の場合、後々トラブルが発生することもあるかもしれません。

また、リフォーム工事が始まった後に発覚しうる可能性がある追加の工事の説明があるかないかというところも、大事な点になってきます。
 

相性の良い担当者であること

リフォーム会社の選び方のポイントとしては、相性の良い担当者であることです。

以下に、信頼のおける担当者を見極める要素をまとめてみました↓↓↓

  • 建築や設備機器、インテリアなどの知識が豊富であること
  • 今の住まいの状態をしっかりと見てくれること
  • 依頼者の要望を細かく確認して、専門家としてのプラン提案をしてくれること
  • 今までのリフォーム事例を数多く見せてくれること
  • 依頼者からの質問に対して不明点があっても、全て答えてくること
  • リフォームの契約を急がせたりはしないこと
  • 期日や時間などの約束はきっちり守り、気配りができること

 

リフォームが完成した後のイメージを具体的に話し合うためにも、スムーズにコミュニケーションが取れるような担当者だと嬉しいですよね。

さらに、リフォーム工事が終わった後もメンテナンス等があったりと、担当者とは長い付き合いになる場合もあるため、担当者との相性は丁寧にチェックしておきたいものです。
 

事業所が近くにあること

リフォーム会社の選び方のポイントとしては、事業所が近くにあることです。

リフォームは、最初の打ち合わせから契約をして、工事が完了するまでの間、ある程度の年月を要するため、リフォーム会社とは付き合いが長くなることを考えると、素早く対応してもらえる会社に依頼したいと思いますよね。

ですので、リフォームする自宅から遠いところにある事業所ですと、移動のための交通費や時間など余計な費用がかかってしまうなど、様々なリスクを伴ってしまいます。

事業所が近くにあることを前提に、トラブルが発生したときなどにスピーディーに対応してくれるか、損失が出ないように動いてくれるかというように、親切かつ丁寧なサービスを意識している会社かどうかなども、しっかりと判断して決めることをオススメします。
 

事業者団体に加盟している会社であること

リフォーム会社の選び方のポイントとしては、事業者団体に加盟している会社であることです。

リフォーム会社を選ぶ際に、日本住宅産業リフォーム協会や住宅推進協議会などの事業者団体に加盟しているかどうかを基準にすると、選びやすいかと思います。

事業者団体には加盟をしていない会社でも、優良企業はたくさんありますが、リフォーム業界の発展を目標としていたり、消費者の安心と信頼を与える事業者団体に加盟していると、クオリティの高いリフォームをしてくれることが多いのではないでしょうか。
 

しっかりとした保証やアフターフォローがあること

リフォーム会社の選び方のポイントとしては、しっかりとした保証やアフターフォローがあることです。

リフォームを依頼する会社には、保険や保証などのアフターサービスがしっかりとしているかといった点についてもちゃんと確認しておくことが大切になってきます。

リフォーム工事の最中に、隣の家に資材などをぶつけて傷ができてしまったり、リフォーム完成後に欠陥を見つけてしまうこともあるかもしれません。

そのような場合に、アフターサービスや保証制度が整っていれば、泣き寝入りするようなことはなく、安心してリフォームできるのではないでしょうか。

ですので、工事完了後も責任を持って、しっかりとサポートしてくれるリフォーム会社に依頼すると良いでしょう。

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複数社から相見積もりを取ってみること

リフォーム会社の選び方のポイントとしては、複数社から相見積もりを取ってみることです。

相見積もりとは、複数の業者にリフォームの相談をして、要望通りの工事内容とリフォーム費用を出してもらったものを比べて検討し、選択することだよ!
 

その場合には、リフォーム費用の安い業者というだけで依頼してしまうと、結局安物買いの銭失いのように粗末な工事をされてしまうということも無きにしもあらずです。

ですので、費用だけで選ぶのではなく、しっかりとした工事内容や細やかなアフターサービスなど、いくつもの視点から対比させて選ぶことが重要になってきます。

以下に、相見積もりをする際に比較検討するポイントををまとめてみました↓↓↓

  • 要望通りの品質やサービスが組み込まれていること
  • リフォームの目的と予算に合致した確実な工事の提案がされていること
  • 見積書の中身を細かく説明してくれること
  • 保証内容やアフターサービスは満足のいくものであること
  • 担当者のマナーが徹底されていること

 

ちなみに、リフォーム会社によって扱っている設備や建築材料が違ったり、見積書も書式が違うものだったりするので、相見積もりは出来るだけ同じ工事の条件で比較検討する必要があります。

また、希望通りのリフォームプランで見積もってみると、予算が超過してしまうことが多いので、コストダウンを考えてくれたリフォーム会社からのプラン提案も参考にすると良いのではないでしょうか。
 

リフォーム会社はどう選ぶ!?リフォーム会社の種類と選び方のポイントのまとめ

リフォーム会社の種類と選び方のポイントについて、参考になりましたでしょうか?

リフォームをする際には、重点を置くポイントが人それぞれ違うので、どのリフォーム会社が最善なのかは変わってくるかと思います。

色々なイベントを活用してリフォーム会社の情報収集をし、その中からじっくりと自分の希望するリフォームを依頼できるリフォーム会社を選んでみると良いかもしれません。

リフォーム工事の知識がない場合、金額の安さで決めてしまうのではなく、納得できるまで工事内容などを丁寧に説明してもらって、しっかりとした保証もあって、信頼できるリフォーム会社を選ぶことが大切ではないでしょうか。




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