ハロウィンの日になると、子どもたちがお菓子を貰うために近所を走り回っている光景を目にします。
そのお菓子を貰う時に聞く合言葉で、トリック・オア・トリートと言いますが、なぜトリック・オア・トリートと言うのかご存知でしょうか?
この記事では、ハロウィンのお菓子にまつわるトリック・オア・トリートの意味や由来を解説していきます。
記事の内容
トリック・オア・トリートとは?
トリック・オア・トリートとは、ハロウィンの時に使われるお菓子を貰う時の合言葉です。
ハロウィンの日になると、子どもたちはお菓子を貰うために、近所などの家を訪ねて回ります。
そして、お菓子を貰う時にトリック・オア・トリートという合言葉を使います。
トリック・オア・トリートの意味
トリック・オア・トリートとは、ハロウィンの日に子どもたちが「お菓子をくれないと、イタズラっするぞ!」という意味で使っています。
英語で表記すると、「Trick or Treat」となり、直訳すると「イタズラまたはもてなしか」となります。
ですので、この場合のもてなしにあたる部分が子どもたちにとって、お菓子を貰うということになるのです。
ただ実際には、トリート(Treat)の意味自体は、お菓子ではないので、ハロウィンの時に通用する言葉と認識しておいたほうが良さそうです。
トリック・オア・トリートの由来
トリック・オア・トリートは、元々「ソウリング(Souling)」というヨーロッパの古代ケルト人が行っていた儀式が由来とされています。
キリスト教では、11月1日の「諸聖人の日」がハロウィンの由来とされている日です。
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この諸聖人の日の次の日である11月2日は死者の日とされていて、亡くなった人が天国へ行けるようにと、祈りを捧げる日になっていました。
祈りを捧げる時に、それぞれの家でケーキを用意し、訪れる信者にケーキを渡して、亡くなった人へ祈りを捧げてもらっていました。
しかし、ケーキを用意していないと、祈ってもらえず亡くなった人の魂がさまよい、悪さをすると思われていました。
ですので、このケーキと引き換えに「魂(Soul)」を供養することから、ソウルケーキと呼ばれていました。
そして、ソウルケーキを差し出さないと祈りを捧げないことから、今のトリック・オア・トリートの起源があったと言われています。
わかりやすく言うと、「亡くなった人の魂が悪さをする」ことが「仮装した子どもがイタズラをする」になり、「ケーキ」が「お菓子」に変化していったわけです。
トリック・オア・トリートはいつから?
いつ頃からトリック・オア・トリートと言われるようになったかというと、1900年代の初期にイタズラっ子が言い始めたのがキッカケとされています。
ハロウィンの日に、お菓子を貰うために、イタズラっ子たちが脅し文句として、トリック・オア・トリートを使ったことが一説にあります。
そして、1952年8月19日に公開されたディズニーアニメ「ドナルドの魔法使い」の中で、トリック・オア・トリートが使われたことで、世界中で認知度が高まりお菓子を貰う時の合言葉として、定着していったと言われています。
ハロウィンを1000倍楽しむためには?
ハロウィンを何倍にも楽しむために、様々な工夫をしたり知らなかった知識を身につけることで、充実したハロウィンの日を過ごせるのではないでしょうか。
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トリック・オア・トリートと言われた時の返事とは?
ハッピーハロウィン!
トリック・オア・トリートと言われた時は、「ハッピーハロウィン」というのが一般的な返事です。
このハッピーハロウィンを日本語にすると、「ハロウィンを楽しんで」や「良いハロウィンを」というふうになります。
トリート!
トリック・オア・トリートと言われた時に、「トリート」というハッピーハロウィン以外の返事の仕方もあるようです。
普通に、イタズラされるのがいいか、お菓子を渡すのがいいかと言われたら、大抵はお菓子(トリート)と返事しちゃいますよね。
トリック・オア・トリートを断ったらどうなるの?
トリック・オア・トリートを断っても問題はありませんが、お菓子(トリート)を断ったら、イタズラ(トリック)されます。
海外での話になりますが、お菓子をあげるのを断ると、水鉄砲で撃たれたり、ハロウィンの飾りにイタズラされます。
中でも特に多いイタズラは、玄関に生卵を投げつけて報復するそうです。
いずれにしても、日本では海外ほどのイタズラは聞きませんが、トリック・オア・トリートを断った時は、子どもたちからのイタズラを受けるものと、認識しておいたほうが良さそうですね。
トリック・オア・トリートと来た時に渡すお菓子とは?
トリック・オア・トリートと来た時に渡すお菓子は、小分けにできるタイプや衛生面を考えた個包装タイプが良いです。
お菓子の準備は、あらかじめ子どもたちの人数を把握していても、当日になると予想外なこともありますので、少し余分に用意しておくと安心できますね。
ハロウィン用のお菓子は、スーパーやディスカウントショップなどで、ハロウィン用のお菓子セットや大袋で売っていますので、お菓子を可愛く包装して当日を迎えたいですね。
トリック・オア・トリートでのルールとは?
アメリカのほとんどの地域では、ハロウィンの日になると、子どもたちを歓迎しお菓子をあげたい家は、玄関の明かりをつけておくことがルールだそうです。
ですので、子どもたちは玄関の明かりを目印に、それぞれの家を回ります。
また、ハロウィンの日でも、子どもたちが来るのを歓迎しない家は、玄関の明かりを消しておきます。
日本では、アメリカほどルールが定まっている感じはありませんが、子どもたちが来たら快く歓迎してあげたいですね。
ハロウィンのお菓子にまつわるトリック・オア・トリートの意味とは?のまとめ
ハロウィンのお菓子にまつわるトリック・オア・トリートの意味について、参考になりましたでしょうか?
ハロウィンの日にお菓子を貰う側は、トリック・オア・トリートと知っていても、お菓子を渡す側にもお菓子をあげる時に、返す言葉があったとは面白いですね。
ハロウィンの由来や言葉の意味などを知ることで、ハロウィンの日を一段と楽しく過ごせるのではないでしょうか。