アジサイ

アジサイはどんな花!?アジサイの色が変わる理由と花言葉の意味!

投稿日:2018年6月10日 更新日:

アジサイはどんな花!?アジサイの色が変わる理由と花言葉の意味!

6月の花というと、アジサイを思い浮かべる人も多いかと思いますが、そもそもアジサイがどのような花かご存知でしょうか?

アジサイは梅雨の時期に開花し、雨が降っている中で一段と鮮やかな花の色が目に止まり、すごく心が晴れやかな気分になりますよね。

この記事では、アジサイの特徴や色が変わる理由と花言葉の意味について解説していきます。

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アジサイとは

アジサイとは

アジサイとはユキノシタ科の落葉低木で、高さが約1~1.5mほどの株立ちになり若枝は緑色で太い植物です。

葉は対生(茎のふしに二枚の葉が向かい合って付くこと)し、広楕円形(こうだえんけい)あるいは倒卵形(とうらんけい)で長さが約8~15cmほどで葉先はとがっており、縁に三角状の鋭い鋸歯(きょし)があります。

葉質は少々厚くきめ細やかで光沢があり、時期でいうと6~7月頃にかけて、枝先に球状で大形の集散花序に淡青紫色の中性花(装飾花)を数多く咲かせます。

  • 科・属名:アジサイ科・アジサイ属
  • 学名:Hydrangea macrophylla(ハイドランジア マクロフィラ)
  • 和名:紫陽花(あじさい)
  • 英名:Hydrangea(ハイドランジア)
  • 別名:西洋紫陽花(セイヨウアジサイ)、ハイドランジア
  • 原産地:日本、アジア、北アメリカ
  • 旬の季節:初夏
  • 出回り時期:2月~6月
  • 開花時期:5月~7月
  • 花持ち期間:5日程度

 

アジサイの由来

アジサイは、原種となるガクアジサイが日本原産の植物です。

江戸時代、日本は世界の中でもハイレベルな園芸の先進国ではありましたが、品種改良をせずにアジサイを育てていたため、日本人が好む花ではなかったようです。 

そして、1788年にイギリスの博物科学者であるジョセフ・バンクス氏が、中国で自生しているてまり咲きのアジサイを見つけ、イギリスのキュー植物園へ贈ったことを機に、ヨーロッパでアジサイの品種改良が積極的に行われるようになりました。

その後、日本にも逆輸入され、ハイドランジアやセイヨウアジサイといった名前で店頭に並ぶようになり、現在でも人気が高い花の一つとなっています。
 

アジサイの語源

アジサイの語源は、「藍色が集まったもの」という意味を持つ「集真藍(あづさい)」であると言われています。

かつて、アジサイは「あづさヰ」と呼ばれていて、「あづ」はとりわけ小さなものが集結している状況を示す言葉です。

「さヰ」は「真藍(さあい)」が訳された表記であり、日本では青色のアジサイがたくさん咲くという理由から表記されたものであるとされています。

ですので、「あづ」は「集」、「さヰ」は「真藍(さあい)」 になって、これらをくっ付けて「集真藍(あづさあい)」という表記になり、その後今の「アジサイ」へと変わっていったと言われています。

ちなみに、アジサイを漢字で書くと「紫陽花」ですが、これは中国で「陽光に生える紫色の花」を意味するものが元となっているようで、日本のアジサイとは元が異なっているそうです!
 

また、英名のHydrangea(ハイドランジア)の語源は、ギリシア語で「水の器」を表す言葉となっています。

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アジサイの特徴

アジサイは、原産国が日本や北アメリカ、中国や台湾で、日本に自生するガクアジサイが原種の落葉低木(らくようていぼく:冬に葉っぱを落とす種類の低木のこと)です。

アジサイは、5月〜7月にわたって青色や紫色、ピンク色の花が咲き、雨に濡れても活き活きとしているため、梅雨の代名詞というふうにも呼ばれています。

実は、アジサイの花っぽく見えているところは、実は花びらとは違って萼(ガク)と呼ばれる葉っぱが変形したもので、実際の花は中央にある丸くて小さな粒々です。

萼(ガク)には色が付いていて、見た目は花びらのように見えるので、装飾花という別名が付けられているよ!
 

また、萼自体では種は作られないのですが、真ん中に潜んでいる花びら5枚と、雄しべ10本が引っ付くと種が実ります。

アジサイは、額咲きと手まり咲きと呼ばれる2種類の咲き方があり、額咲きは真ん中の花を包み込む感じに咲き、手まり咲きはブーケみたいに丸く咲きます。

さらに、アジサイは冬の寒さには強いので積雪などでも折れづらく、育てやすい植物で、水はけが良い日当たりを好み、土壌の酸度に影響を受けて変色する種類もあるので、「生きたリトマス紙」とも呼ばれることもあります。

近年では、ガクアジサイやセイヨウアジサイのどちらも、どんどん新しい品種が作り出されており、品種や色、形も数多くあるため、切り花や鉢花だけでなく、ドライフラワーの形でも人気のある植物です。
 

アジサイの毒

アジサイの葉っぱやつぼみ、根っこ等の部分には、アルカロイドや青酸配糖体という有毒物質が含まれています。

この有毒物質を人体に取り込んでしまうと、体内でシアン(青酸)が作られて、めまいや吐き気、嘔吐や呼吸の異常といった中毒症状が引き起こされてしまいます。

実際のところ、2008年に料理の飾り付けとして添えられていたアジサイを食べてしまい、中毒症状を訴えるといったケースが2件も生じています。

後々の調べにおいて、アジサイには有毒性のある品種と、そうでない品種があるということが判明し、一括りにして有毒だとは断定できませんが、食用としては使わないようにと厚生労働省は注意喚起をしました。

そうは言っても、庭で育てているアジサイの世話をしたり、アジサイの切り花を部屋に飾るなどのようなことには、何の影響もありません。
 

アジサイの色が変わる理由

アジサイの色が変わる理由

土の酸度による変化

アジサイの色が変わる理由は、土壌の酸度による変化です。

あじさいの花の色は、根っこから吸収される養分によってアントシアニン系色素が作用し、酸性であれば青色、アルカリ性であればピンク色に変わります。

酸性の土壌にはアルミニウムが含まれており、アジサイの中にあるアントシアニン系色素とアルミニウムが引っ付くことによって、アジサイの花の色が青色へと変化します。

ですので、アジサイは地中のアルミニウムが吸収されると青色のアジサイになり、アルミニウムが吸収されないとピンク色のアジサイになるということです。

アルミニウムは酸性の土壌においてしっかりと溶けるので、アルカリ性の土壌で土を酸性にすると青色に変わり、中性から弱アルカリ性にするとピンク色のアジサイが咲きます。

ちなみに、青あじさいの青をつくる水といった青色のアジサイが綺麗に咲くようにと作られた水が市場に出回っているようです!
 

したがって、日本の土壌は酸性が強いので青色や青紫色のアジサイがたくさん咲き、ヨーロッパの土壌はアルカリ性が強いのでピンク色や赤紫色のアジサイがたくさん咲くという訳です。

しかしながら、根っこが吸収するアルミニウム量はバラバラなため、同じ土壌の一つの場所で育てていたとしても、アジサイの色の濃度が何となく異なっているということも頻繁に見受けられます。

例外的なものとして、土壌の酸度に影響を受けることなく、青色とピンク色どちらの色も咲くという種類もあったり、白色のあじさいは色素を持っていないため、酸性アルカリ性どっちの土壌でも、花色は変わりません。

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老化現象による変化

アジサイの色が変わる理由として、老化現象による変化もあります。

アジサイは、咲き続けていくと最終的には花の老化現象とも言える状態により、いずれの花色もピンク色や赤色へ近くなっていきます。

この老化現象は、花の中にある色素が徐々に分解されていくことで生じる状態であり、花が咲き終わりに近づいていくとごく自然に色が変わるので、老化現象が原因だとされているようです。
 

アジサイの花言葉の意味

アジサイの花言葉の意味

アジサイの全般的な花言葉の意味

  • 移り気
  • 浮気
  • 無常

 

アジサイの花言葉として代表的な「移り気」という意味ですが、これはアジサイの花色が変わるという特性によって考えられた花言葉です。

アジサイの色が変化していく様子を、心が移り変わっていくふうと重なり合って考えられました。

また、一般的な心変わりというよりかは、「アジサイがさらに美しくなっていくために色が変化していく」といった捉え方もできます。

ちなみに、ヨーロッパなどの西洋では、アジサイの花の色の変化の激しさから「移り気、浮気、無常」というような心変わりといったマイナス的な印象がありますが、日本ではアジサイの花が密集している様から「家族団らん、団結、仲良し」というような結合したといったプラス的な印象もあるようで、近年では結婚式や母の日などでアジサイが選ばれることも増えてきました。
 

ガクアジサイの花言葉の意味

  • 謙虚

 

ガクアジサイの花言葉である「謙虚」という意味は、ガクアジサイの特徴から考えられたものになります。

アジサイの原種であり、日本に自生していたガクアジサイは、大きな花びらは少なめで、真ん中に粒が集結しており、西洋のアジサイに比べて美しさがわりと控えめな印象があるので、謙虚という花言葉はピッタリな感じですね。

ガクアジサイは、それほど華やかさや大きさはなく、これといって人目を引くという感じのイメージはないかもしれませんが、シンプルで古風な日本独自の美しさがあるガクアジサイらしい花言葉になるのではないでしょうか。

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青色や青紫色のアジサイの花言葉の意味

  • 冷淡
  • 無情
  • 高慢
  • 辛抱強い愛情
  • あなたは美しいが冷淡だ

 

これらの花言葉は、アジサイの美しい青色や藍色の印象を元に考えられたものですが、青色は涼しげでひっそりとした美しさを持ち合わせていますが、一方でクールなイメージも与えます。

寒色と言われる青色や藍色等ですが、寒色には知的や神秘的、清らかさや涼やかといった静かなる美しさの印象ばかりではなく、冷淡や冷静といったクールな印象も持ち合わせています。

ですので、寒色カラーで彩られたアジサイにおいては、どうにもマイナス的な印象を受けてしまいがちです。

そうは言うものの、寒色系は精神的にリラックスできる色という側面も持っているので、好む人も多い色であるとも言えるでしょう。
 

白色のアジサイの花言葉の意味

  • 寛容
  • ひたむきな愛情

 

白いアジサイの花言葉である「寛容」という意味は、純白の美しさを醸し出している見た目から考えられたものになります。

元々、白色のアジサイは色素を持っていないため、土壌の酸度による影響を受けずに、他のアジサイのように花の色が変わることがありません。

すなわち、アジサイの全般的な花言葉である「移り気」という意味が合わなくなるため、白いアジサイには別の意味の花言葉が付いたのではないでしょうか。

実質的には花の色が変わることがない真っ白のアジサイは、丸ごと包み込むような広く大きな心である寛大さを意味しているのでしょう。
 

ピンク色や赤紫色のアジサイの花言葉の意味

  • 元気な女性
  • 強い愛情

 

ピンク色や赤紫色のアジサイの花言葉である「元気な女性」や「強い愛情」という意味は、ヨーロッパで多く見られる赤系のアジサイに付けられた、フランスで使われる花言葉です。

ヨーロッパでは、ほとんどがアルカリ性の土壌のため、アジサイの特性上ピンク色や赤色に変わりやすく、さらにフランスではアジサイの季節である6月~7月にかけて非常に気持ちが良く落ち着いた季節です。

ですので、ピンク色や赤色といった可憐な色のアジサイと、ヨーロッパの爽やかな気候を思い描いて、このような花言葉が考えられました。

赤系の色は、寒色の反対である暖色系に含められ、ポジティブな気持ちや活き活きした気分にさせてくれる効果があります。

また、母の日のギフトとして贈られる割合が高いのも、赤色やピンク色のアジサイです。

アジサイはどんな花!?アジサイの色が変わる理由と花言葉の意味!のまとめ

アジサイがどんな花か、色が変わる理由や花言葉について参考になりましたでしょうか?

アジサイは、土壌に応じて花の色が変わるといった奥が深い面も持ち合わせるなど、梅雨のシーズンが来ると多くの人を和ませてくれる日本の風物詩とも言えます。

道端などでもよく見かけるアジサイですが、詳しく知ってみるといつものアジサイがまた違って見えてくるのではないでしょうか。

アジサイの花言葉は、昔はネガティブな印象が強く、結婚式等のおめでたい席には向いていない花でしたが、近年のアジサイのイメージはポジティブに変化してきており、結婚式や母の日などのプレゼントにも人気があります。

また、梅雨のシーズンになると、全国のいたるところでアジサイ祭りやイベント等が行われているので、アジサイの名所に足を運んでみるのも良いですね。

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