寒い時期になると、コンビニなどでおでんをよく目にする機会が増えますよね。
おでんパーティーなど、手軽に好きな具を選べてカラダも温まるので、みんなでワイワイと鍋を囲むのも楽しいですね。
この記事では、おでんの関東風と関西風の違い、人気のおでん具材5選を解説していきます。
記事の内容
おでんの関東風と関西風の違いって?
呼び方の違い
おでんの関東風の呼び方とは?
もともと関東では、煮込み田楽という呼び名で昔から食べられていました。
煮込み田楽が変化して、「おでん」という現在の呼び方になっていったと言われています。
おでんの関西風の呼び方とは?
関西では、おでんのことを関東煮や関東炊きとも呼ばれています。
もともと関東がおでんの発祥地なので、そのように呼び方がついたのですね。
ダシの違い
おでんの関東風のダシとは?
関東風のダシは、味やダシの色が濃いめに作られています。
ダシの基本となるのは昆布とかつお節ですが、その後の味付けが関東のおでんは、濃口醤油・みりんや砂糖・お酒などで甘辛くしっかりとした味付けにして煮込みます。
関西風のダシと比べると、かなり濃い色で不透明になっています。
おでんの関西風のダシとは?
関西風のダシは、味やダシの色が薄めに作られています。
関西風のダシも基本となるのは昆布とかつお節ですが、その後の味付けが関西のおでんは、薄口醤油・塩などで味を調整しあっさりとした味付けにして軽く煮込みます。
関東風のダシと比べると、かなり薄い色で透明感があります。
また、コンビニで売られているおでんの味付けは関西風のダシを使っていると言われています。
具材の違い
おでんの関東風の具材とは?
関東風のおでんの具材には、練り物が多く目立ちます。
定番の具材であるちくわぶとはんぺんは、関東特有です。
ちくわぶは小麦粉で作られている筒状の食べ物で、モチモチした食感のもので人気がありますが、関西出身の知人はちくわぶを知らなかったようで、関東に来て初めて知ったと言っていました。
また、はんぺんはダシが染み込み、ふわっとした食感が、おでんの具材の中でも珍しく妙にハマってしまい、とても美味しいですよね。
おでんの関西風の具材とは?
関西風のおでんの具材には、関東とは一味違う個性的な具材が目立ちます。
定番の具材であるタコ足や牛すじ肉の他に、クジラの舌(さえずり)やクジラの皮(コロ)といった珍しいものもあります。
現代ではクジラは貴重な食材となっているため、手軽に食べられるおでんの具材に入っていると、テンションが上がります。
関西ではこれらの具材の存在感が大きいですが、関東ではほとんどお目にかからないですね。
関東風と関西風のおでんで人気な具材は?
関東風おでんの人気な具材5選
- 1.だいこん
- 2.たまご
- 3.ちくわ
- 4.こんにゃく
- 5.はんぺん
だいこん
だいこんは誰もがついつい選んでしまう具材ゆえに、おでん具材で不動の人気を誇っていますよね。
大根の真っ白い色が茶色になるまで煮込まれている状態を見ると、やはりおでん具材の中でもダシが一番染み込む食材ではないでしょうか。
たまご
たまごは老若男女問わず人気があり、おでんには欠かせない具材です。
じっくりと煮込んでダシが染み込んだたまごは、最高に美味しいですよね。
ちくわ
ちくわは地域によって様々な種類がありますが、基本的におでんの具材で使われているのは、焼きちくわです。
長く煮込むと茶色くなるので、味が染み込んで一段と美味しくなりますよね。
こんにゃく
こんにゃくはおでんの中でも目立たない具材ですが、不思議と選んでしまいますよね。
辛いのが大丈夫な人は、からしをつけて食べると一味違うのでおすすめです。
はんぺん
はんぺんはダシがよく染み込みやすく、膨らむので意外にボリューム感があります。
やわらかいので子どもや女性、高齢者に人気があります。
関西風おでんの人気な具材5選
- 1.だいこん
- 2.たまご
- 3.こんにゃく
- 4.牛すじ串
- 5.厚揚げ
だいこん
だいこんは口に入れたらトロけてしまうほど、味がしっかり染み込み煮込まれていると、口いっぱいに広がるダシがカラダ中に染み渡る感じがして最高ですね。
関東・関西問わず、日本全国で人気な具材なのも納得できます。
たまご
たまごは関東だけでなく、やっぱり関西でも人気者ですね。
関西風のダシで煮込んだたまごと、関東風のダシで煮込んだたまごはどっちが美味しいのか、食べ比べしたいものですね。
こんにゃく
こんにゃくは関東風のダシでも関西風のダシでも相性が良いので人気があります。
食感も良いので、とくに子どもたちには人気が高いです。
牛すじ串
牛すじはトロけてしまうくらいに煮込まれたものは、食べやすく絶品です。
口に入れた瞬間にほぐれる牛すじは、たまらなく美味しいですよね。
厚揚げ
厚揚げはボリューミーで食べごたえがあり、いっぱい食べたい人には嬉しいですね。
また、ダシが染み込んだ厚揚げは、からしをつけて食べると一段と美味しくなりますね。
おでんの関東風と関西風の違いって!?人気のおでん具材5選のまとめ
おでんの関東風と関西風の違いや人気のおでん具材の参考になりましたでしょうか?
おでんは、関東風や関西風など地域によって味付けや具材も多少違い、今となってはコンビニでも売られているので、いつでも食べられるようになりました。
いつでも気軽に食べられるおでんですが、ダイエットしている人などはカロリーがどれくらいなのか気になると思うので、以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>おでんはダイエット向き!?気になるカロリーや栄養はあるの?
また、最近注目を集めているご当地おでんに、静岡おでんがあります。
ダシは牛すじで取った黒色の煮汁ですが、見た目ほど濃い味ではなく、あっさりとしてコクがあります。
具材はすべて串刺しにされていて、かつお節や味噌などをつけて食べる独自のスタイルが基本で、関東風や関西風とは違った味を楽しめるのではないでしょうか。
カラダが冷える寒い季節には、アツアツのおでんを食べてカラダを温めたいですね。