野菜の中にはそれぞれ特徴的な栄養があり、もちろんゴーヤにも栄養がありますが、その栄養がどんな効果や効能を発揮するのかご存知でしょうか?
ゴーヤには苦味があると言われていますので、人によっては好き嫌いが分かれる食べ物かもしれません。
この記事では、ゴーヤの効果効能について解説していきます。
記事の内容
ゴーヤの効果や効能:美容編
ダイエット
ゴーヤを食べることで、ダイエット効果に期待がもてると言われています。
ゴーヤに含まれている成分のビタミンB1や食物繊維、モモルデシンが複合して働くことで、痩せやすいカラダづくりやダイエットのサポートには欠かせないとして、効果が期待できるとされています。
ちなみに、食物繊維は食べると胃がふくらんで満足感が得やすく、余分な脂質の吸収も防いでくれる役割もあります。
加えて、ゴーヤには共益リノール酸という成分が含まれており、太りにくい体質をつくる成分として、体脂肪率を上げにくくします。
老化予防や美肌作り
ゴーヤを食べることで、老化予防や美肌作りの効果が期待できると言われています。
肌の老化を防いで美肌を作るのに必要な栄養素が、ゴーヤに豊富に含まれているので低カロリーの食材にしては優秀と言えるのではないでしょうか。
抗酸化作用を持つビタミン類やモモルデシチン、チャランチンなどの成分が相乗して働くことで高い抗酸化作用を発揮してくれると考えられています。
ゴーヤの栄養素の中でも豊富なビタミンCは、加熱調理してもデンプンに守られて壊れにくくなっている為、料理する際にビタミンCが壊れるのが少ないとされ、効率良く摂取できる食材ではないでしょうか。
ビタミンCには、皮脂分泌の調整やコラーゲンの生成を促進する働きがあり、肌にハリを持たせることでニキビ予防や肌トラブルの改善にも良いとされています。
また、ビタミンCはシミを作ってしまう原因となるメラニン色素の生成を抑制する作用もあり、カラダの内側から紫外線対策やシミ予防としても美肌作りに活躍します。
紫外線によるダメージで活性酸素を作り出しても、ゴーヤのパワーで体が酸化(サビてしまう事=老化)するのを抑制し、お肌トラブルであるシミやシワ、たるみなどの老化現象の予防にも効果が期待できるのではないでしょうか。
ゴーヤの効果や効能:健康編
むくみや便秘の解消
ゴーヤを食べることで、むくみや便秘の解消に良いと言われています。
ゴーヤには豊富なカリウムが含まれており、むくみの改善に効果があるとされ、同様に食物繊維も比較的豊富に含んでいます。
カリウムは、塩分を多く摂取した際に、体内に溜め込まれた水分の排泄を促進させることで、むくみの解消に役立つとされています。
ゴーヤは抗酸化作用の働き以外にも、栄養状態の偏りや血行不良を改善し、便秘といった原因による肌荒れやくすみの解消を促します。
また、ゴーヤの食物繊維は不溶性食物繊維の割合が結構多いので、モモルデシンと相乗してカラダに溜まった老廃物の促進や便秘改善に役立ちます。
夏バテ防止や疲労回復
ゴーヤを食べることで、夏バテ防止や疲労回復に良いと言われています。
ゴーヤの苦味成分とされるモモルデシンについては、胃腸の粘膜を保護したり胃酸が活発に分泌する働きもあることから食欲を増進する効果があり、食欲不振であったり基礎体力の衰えによる胃腸トラブルの予防の手助けとなります。
胃腸が健康的に働いてくれないと体力や免疫力低下を引き起こし、食欲低下であったり下痢というような症状が出やすく、風邪やウイルスなどを抑制する力が発揮しきれません。
この他には、疲労回復に活躍するビタミンCは、精神とカラダのストレスや疲労などによってもビタミンCが大量に消費されますが、夏のような暑い季節に汗をかいたりすることで、体内からビタミンCが失われ欠乏することで体調不良の原因になることもあるので、夏バテ予防に効果があると言われているゴーヤはおすすめです。
また、ゴーヤに含まれる食物繊維にはモモルデシンという苦味成分の含有量が多く、モモルデシンには自律神経のバランスを調整する働きがあり、重苦しい気持ちをしっかりとさせたり、頭痛やだるさ、めまいや吐き気などのような自律神経失調症の症状緩和においても効果が見込めるとされています。
連日の暑さでエアコンの効いた室内と外気との温度差で、自律神経の乱れによる夏バテをゴーヤで緩和して、疲労回復や夏バテ予防のサポートにゴーヤを摂取してみてはいかがでしょうか。
ゴーヤは美容や健康に良い!?期待される効果効能とは?のまとめ
ゴーヤの栄養によってカラダに良いとされる様々な効果効能の参考になりましたでしょうか?
最近では、数多くの美容法だったり健康法の情報が出回っていますが、ゴーヤが多少なりとも美容や健康に良いと考えられているのならば、夏バテや秋バテ予防の対策だけに限らず、ゴーヤの様々な効果効能を体感したいですね。
ゴーヤは鉄分の含有量も豊富で、月経や授乳中であったり、ダイエットをきっかけに食事メニューのバランスが悪くなってしまった人など、何かと鉄分不足で貧血気味が悩みの女性は、貧血予防や改善に役立ちます。
またゴーヤは水分量が多く、カラダの温度を下げる働きがあるので、真夏のように暑い時期にカラダをクールダウンしてくれるのに適している食べ物ではないでしょうか。
夏場はゴーヤの冷却パワーでカラダの温度を下げながら食事をすることで、食欲不振を少しでも改善させる効果が期待できますが、カラダが冷えて具合が悪くなってしまっては意味がないので、ご自身のコンディションに応じて摂取するゴーヤの量を調整して食べた方が良いでしょう。