離乳食といえば毎食作るのが大変なイメージがありますが、どんなメニューを作るかお決まりでしょうか?
離乳食初期の赤ちゃんはたくさん食べないですが、愛情こもった無添加の手作り離乳食をお腹いっぱい食べて欲しいですよね。
この記事では、離乳食初期である1ヶ月目におすすめの野菜や魚とメニュー例について解説していきます。
記事の内容
離乳食初期におすすめの食材
離乳食1ヶ月目におすすめの野菜
野菜に含まれる栄養素には、カラダの調子を整える作用があり、離乳食をスタートする赤ちゃんにも野菜の摂取は必要になります。
全ての野菜や果物が大丈夫というわけではなく、離乳食の初期でも平気な野菜や果物と離乳食の完了期であっても摂取を控えたほうが良いものがあり、野菜や果物の種類や食べさせる時期は注意を払うようにしたいですね。
- 人参
- かぼちゃ
- じゃがいも
- さつまいも
- かぶ
- 玉ねぎ
- 大根
【離乳初期1ヶ月目におすすめの野菜:葉っぱ・穂先の部分のみ】
- ほうれん草
- 小松菜
- キャベツ
- 白菜
- ブロッコリー
離乳食1ヶ月目におすすめの果物
できれば果物くらいは生のまま食べさせてあげたい気持ちはありますが、電子レンジなどで加熱処理をしてから食べさせてあげましょう。
熱を加えることで甘みが増して、酸味も多少なりとも減らせるので離乳食1ヶ月目の赤ちゃんも安心して食べられます。
- りんご
- バナナ
- いちご
- みかん
- 梨
- ぶどう
- スイカ
離乳食1ヶ月目におすすめの魚などのタンパク質
タンパク質である肉類や魚介類、豆類は、赤ちゃんの血肉となる大事な栄養素です。
しかし一方で、タンパク質は消化しづらい栄養素なので、まだ未発達な赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまう食べ物でもあります。
タンパク質を摂取させたいからと言って、離乳食初期でいきなり肉や卵などはまだ食べさせることができませんので、タンパク質を摂らせる際は無理なくだんだんと進めていくことが大切です。
タンパク質を摂らせる時期は、赤ちゃんの胃腸が野菜になれた離乳初期段階から2週間くらい経過した3週目頃から食べさせられますが、初期に食べさせやすい豆腐やヨーグルトなどはアレルギー反応が出やすい大豆製品と乳製品になるので、不安な場合は最初は白身魚からにし、慣れてから大豆製品や乳製品を食べさせるのが賢明でしょう。
離乳食初期にとって大切なタンパク質の白身魚は、滑らかさが少なく舌ざわりが赤ちゃんにとって良くないので、食べにくくて好まない赤ちゃんもいるようですが、何日かしてから再度食べさせるとすんなり食べてくれることがありますので、無理矢理たべさせようと試みる必要はないです。
【離乳初期1ヶ月目におすすめのタンパク質】- 豆腐
- タイ
- ヒラメ
- カレイ
- プレーンヨーグルト(生後6ヶ月~)
離乳食初期:1ヶ月目のメニュー例
離乳食1日目~7日目のメニュー
離乳食初日から7日間は、お米1に対して水10の割合で作る10倍がゆという水分を多く含んだおかゆからスタートします。
おかゆの量は、1日目~7日目にかけて除々に量を増やしていきます。
以下に、離乳食1日目~7日目のメニュー例をまとめましたので、参考になさってください↓↓↓
- 1日目:10倍がゆ小さじ1杯
- 2日目:10倍がゆ小さじ1杯
- 3日目:10倍がゆ小さじ2杯
- 4日目:10倍がゆ小さじ2杯
- 5日目:10倍がゆ小さじ3杯(大さじ1杯)
- 6日目:10倍がゆ小さじ3杯(大さじ1杯)
- 7日目:10倍がゆ小さじ3杯(大さじ1杯)
このように、毎日おかゆを食べさせるので、その都度作っていては手間もかかり大変なので、おかゆを一度に7日分を作り小分けにして冷凍庫で保存しておけば作りおきができて良いです。
また、離乳食のおかゆをどのように作ればよいか、もう少し知りたい方は以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>離乳食のおかゆの作り方は!?レンジ・炊飯器・鍋ならどれが良い?
離乳食のおかゆを小分けにする際は、ダイソーなどの100均でも売っている離乳食の小分け冷凍用トレイがフタ付きであるので、衛生面にも配慮ができるのではないでしょうか。
後々の作業効率のことも考えて、おかゆが冷凍されたら小分け冷凍用トレイからブロック体のおかゆを外して、ジップロックなどのジップ付き保冷バッグに移して、冷凍しておけば必要なときに必要な分を取り出せるので良いです。
- 冷凍保存した10倍がゆを電子レンジで解凍して人肌くらいに冷ましてから食べさせる
- 電子レンジでの解凍は水分が飛ぶことがあるので、スプーンなどで固さを確認する
- 水分が飛んで少々モッタリ感が強めのときは、水を足して10倍がゆの基本的な固さのヨーグルトくらいに調整する
離乳食初期の量や時間などスケジュールの進め方について知りたい方は、以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>離乳食初期はどんなスケジュールの進め方!?時間や量の目安とは?
離乳食8日目~14日目のメニュー
離乳食を始めてから7日間かけて10倍がゆに慣れて、小さじ3杯分の10倍がゆを食べられるようになったら、8日目~14日目の2週間目からビタミン類である野菜を摂り入れていきます。
野菜を摂り入れる際も初めての食材を食べさせる時は、アレルギー反応が出ないか確認しながら、小さじ1杯から摂取するようにして少しずつ量を増やしていくと良いです。
ちなみに、アレルギー反応は初めて口にした時より、2回目に食べた時にアレルギーの症状が強く出やすいので、離乳食初期1ヶ月目のスケジュールは2回とも同じ食材を食べさせてから次の新しい食材に挑戦する進め方もオススメです。
以下に、離乳食8日目~14日目のメニュー例をまとめましたので、参考になさってください↓↓↓
- 8日目:10倍がゆ小さじ3杯(大さじ1杯)、人参ペースト小さじ1
- 9日目:10倍がゆ小さじ3杯(大さじ1杯)、人参ペースト小さじ1
- 10日目:10倍がゆ小さじ3杯(大さじ1杯)、人参ペースト小さじ2
- 11日目:10倍がゆ小さじ4杯、かぼちゃペースト小さじ1杯
- 12日目:10倍がゆ小さじ4杯、かぼちゃペースト小さじ2杯
- 13日目:10倍がゆ小さじ5杯、ほうれん草ペースト小さじ1杯
- 14日目:10倍がゆ小さじ5杯、ほうれん草ペースト小さじ2杯
このように、離乳食をスタートして2週目からは、10倍がゆに加えて野菜を1品追加していき、2日か3日ごとに新しい野菜を摂り入れるようにチャレンジしましょう。
カボチャや芋類などは水分が少ない食材なので、赤ちゃんが飲み込みやすくするために、湯冷ましや昆布だしを少々足しても良いかと思います。
しかしながら、この時期の赤ちゃんには素材そのものの味を知る方が大切なので、基本的に味付けは必要ないです。
もし素材だけの味で全く食べてくれない場合の対処として、ほんの少しだけ塩を振るか昆布だしを足して溶くと、すんなり食べてくれるかもしれません。
離乳食15日目~21日目のメニュー
離乳食を始めてから14日間経ってくると、ママも赤ちゃんも少しずつ離乳食に慣れてくる頃なので、10倍がゆの他に副菜を2品に増やしていきます。
初めての野菜を摂り入れる際は、アレルギーの有無も気をつけながら、1日1種類ずつにすることで、万が一アレルギー反応が見られたときに分かりやすいです。
以下に、離乳食15日目~20日目のメニュー例をまとめましたので、参考になさってください↓↓↓
- 15日目:人参がゆ小さじ6杯(大さじ2杯)、じゃがいもペースト小さじ1杯
- 16日目:人参がゆ小さじ6杯(大さじ2杯)、じゃがいもペースト小さじ2杯
- 17日目:かぼちゃがゆ小さじ6杯(大さじ2杯)、さつまいもペースト小さじ1杯
- 18日目:かぼちゃがゆ小さじ6杯(大さじ2杯)、さつまいもペースト小さじ2杯
- 19日目:ほうれん草がゆ小さじ7杯、キャベツ小さじ1杯
- 20日目:ほうれん草がゆ小さじ7杯、キャベツ小さじ2杯
- 21日目:ほうれん草がゆ小さじ7杯、キャベツ小さじ2杯
このように、野菜がゆにするときは10倍がゆをベースに、小さじ1杯~3杯のペースト状にした野菜を足して、上記のメニュー例のように合計で小さじ6杯~7杯の野菜がゆを作ります。
もちろん、必ずしも野菜がゆでなければいけないということでもないので、日々の野菜の買い置きなどの状況に応じて調整すると良いですね。
ちなみに、野菜がゆにする野菜は8日目~14日目で食べている人参やかぼちゃ、ほうれん草を選んでいるので、赤ちゃんも一度口にしている野菜だったら野菜がゆにしても食べやすいかなと思い、上記のようなメニュー例になっています。
主食である10倍がゆの量は徐々に増えていきますが、あくまで目安ですから、赤ちゃんのコンディションに合わせて、上記のメニュー例より少なくても平気ですので、目安として考えて参考にしてください。
離乳食22日目~30日目のメニュー
4週目に入り段々と食べられる野菜が増えてきたら、たんぱく質である豆腐や白身魚、野菜の代わりに果物も摂り入れていきます。
基本的には、10倍がゆであったり10倍がゆをベースにした野菜がゆや白身魚がゆを8~10杯と、野菜か豆腐もしくは白身魚か果物のいずれかを2種類で合計3品を以下のメニュー例にしていますが、野菜を2種類としても大丈夫です。
野菜がゆや白身魚がゆにする場合には、二回ほど食べてみてアレルギー反応などの様子を見ながら大丈夫そうだったら、10倍がゆに混ぜてあげると良いですね。
また、豆腐は大豆アレルギーの心配もありますので、常に確認しながらあげてみてください。
以下に、離乳食22日目~30日目のメニュー例をまとめましたので、参考になさってください↓↓↓
- 22日目:じゃがいもがゆ小さじ8杯、人参小さじ3杯、豆腐小さじ1杯
- 23日目:じゃがいもがゆ小さじ8杯、玉ねぎ小さじ1杯、豆腐小さじ2杯
- 24日目:さつまいもがゆ小さじ9杯、玉ねぎ小さじ2杯、タイ小さじ1杯
- 25日目:さつまいもがゆ小さじ9杯、ブロッコリー小さじ1杯、タイ小さじ2杯
- 26日目:キャベツがゆ小さじ9杯、ブロッコリー小さじ2杯、りんご小さじ1杯
- 27日目:キャベツがゆ小さじ9杯、ヒラメ小さじ1杯、りんご小さじ2杯
- 28日目:人参がゆ小さじ10杯、ヒラメ小さじ2杯、バナナ小さじ1杯
- 29日目:タイがゆ小さじ10杯、かぼちゃ小さじ3杯、バナナ小さじ2杯
- 30日目:ヒラメがゆ小さじ10杯、ほうれん草小さじ3杯、りんご小さじ3杯
白身魚は脂肪分が少なく、中でもアレルギーの心配が少ないタイやヒラメなどがおすすめです。
白身魚の場合は少量しか使わないので、タイやヒラメなどのお刺身を使って、加熱処理をしっかりした後ペースト状にしたものを食べさせたり、10倍がゆに混ぜても良いですね。
基本的に初めてチャレンジする食材は、小さじ1杯から2杯と増やしていき、今まで食べたことのある食材は、小さじ3杯というように組み合わせています。
離乳食初期の1ヶ月目が終盤になってくる頃には、1回の離乳食で10倍がゆが8~10杯と副菜2品を基本セットにし、3種類以上の食材を使うようにして合計で小さじ12~18杯ほどを目安にすると良いでしょう。
また、上記のようなメニュー例の組み合わせや量であったり、離乳食の進め方は個人差がありますので、赤ちゃんの様子を見ながらペース配分も考えて、ママも赤ちゃんも離乳食を楽しみましょう。
離乳食初期はどんなメニューを作る!?1ヶ月目におすすめの野菜や魚のまとめ
離乳食初期である1ヶ月目におすすめの野菜や魚などメニューについて参考になりましたでしょうか?
離乳食は、赤ちゃんにとっては母乳やミルク以外を口に入れるのは初めてのことで新鮮ですし、パパやママにとってはドキドキと緊張しながらも楽しみなものですよね。
10倍粥を食べてきた赤ちゃんも、次第に慣れてきた頃で、次はどんなものを食べさせてあげれば良いか、どのくらいの量をあげれば良いのかなどの進め方について、色々と分からないことも多いかと思います。
離乳食初期の量や時間などスケジュールの進め方について知りたい方は、以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>離乳食初期はどんなスケジュールの進め方!?時間や量の目安とは?
季節ごとに進めていく食材も変わってくると思いますが、クセのない野菜や甘みのある野菜からスタートすると、赤ちゃんも食べやすいですよね。
離乳食初期は、慣れない離乳食を食べることに抵抗を感じて嫌がってしまう場合もありますが、一般的な量を全て食べきらなくても全然大丈夫です。
時期的にまだ母乳やミルクからたくさんの栄養が取れているため心配は無用ですので、あまり気負わずに赤ちゃんと初めての食事を楽しめると良いのではないでしょうか。