離乳食を始めて2ヶ月目に入ったら、どのように進め方を変えていくかご存知でしょうか?
赤ちゃんもママもだいぶ離乳食に慣れてきた頃かと思いますが、少しずつ食材も増えてきて、2回食の進め方など色々と気になることも増えてきますよね。
この記事では、離乳食初期2ヶ月目のスケジュールと2回食の時間帯やお粥の量について解説していきます。
記事の内容
2回食を始めるタイミングとは
2回食を始めるタイミングとしては、一般的にだいたい生後6ヶ月~7ヶ月くらいで、離乳食を開始して2ヶ月目になる頃とされています。
2回食はいつ頃から始めれば良いのかと悩んでしまう人もいるかと思いますが、赤ちゃんが離乳食にも慣れてきて、嫌がることなくゴックンと飲み込めるようになり、お昼寝や授乳の生活リズムが定まってきたらというのを一つの目安にすると良いでしょう。
授乳やお昼寝時間の生活リズムが定まっていないと、毎日規則正しく2回の食事をあげるのが大変になってしまうので、まずは生活リズムをある程度揃えておくことから始めると、2回食がスムーズに進みます。
さらに、食事をするリズムを身につけるとともに、起床時間やお散歩タイムなども同様にリズムが整ってくると良いですね。
ちなみに、2回食に変わっても、栄養の70%~80%は基本的に母乳やミルクから摂取します。
離乳食初期2ヶ月目の進め方とは
離乳食初期2ヶ月目のスケジュール
離乳食初期2ヶ月目に入って2回食になったら、1回目は午前中に、2回目は1回目の離乳食から4時間以上の時間を空けて午後にあげるのが良いです。
2回目の離乳食の時間が結構遅くなると、食事のリズムが付きづらくなってしまったり、逆に早すぎてしまうと満腹であまり食べないこともあるかもしれないので、ある程度一定の時間帯を決めてあげると、生活リズムを整える上でも良いですね。
離乳食初期2ヶ月目の品数と量
離乳食初期2ヶ月目の品数としては、主食1品、主菜1品、副菜1品として3品を組み合わせるのがベストです。
主食はおかゆやうどん・そうめんなどの炭水化物で、主菜は白身魚や豆腐などのたんぱく質を多く含む食材、副菜は野菜や果物などのビタミンを多く含む食材のことです。
基本的には3品のバランスが良いですが、赤ちゃんがあまりたくさんは食べられないようでしたら、無理することなく2品に減らしても大丈夫です。
以下に、離乳食2ヶ月目の1食分の量についてまとめてみました↓↓↓
- 主食(10倍粥やうどんなど) :小さじ5杯~6杯
- 主菜(白身魚や大豆製品など):小さじ1杯~3杯
- 副菜(野菜や果物など) :小さじ1杯~3杯
一見すると1ヶ月目よりも量が少なくなっているように見えてしまいますが、上記は1食分の量ですので、2回あげると2ヶ月目にはちゃんと増えています。
1回食から2回食へと増えると、単純に食べる量も2倍に増えるのかと思ってしまいがちですが、そうしたらまだ2回食を始めたばかりの赤ちゃんに対して負荷が大きくなってしまいますよね。
ですので、徐々に2回食に慣れていけるように、最初のうちは2回目の離乳食の量を1回目の量の1/2~1/3程の量で始めてみて、少しずつ量を増やしていくと良いでしょう。
そうすると、少し経ってきたら1回目の離乳食の量と変わらないくらい食べられるようになってくるので、赤ちゃんの食べ具合を見ながら少しずつ2回目の離乳食の量も増やしていきます。
離乳食は初期・中期・後期と続いていくなかで、食べる量を増やしていったりすることも重要になってきますが、もちろん食べられる量は赤ちゃんによって個人差が出てくるものなので、あくまでも目安量として考え、それぞれの赤ちゃんに合わせて調整してあげてください。
離乳食初期2ヶ月目の食材とお粥の固さ
食材の固さの目安
離乳食2ヶ月目の食材の固さとしては、ヨーグルト程度の固さを目安にしてあげると食べやすいです。
初めての離乳食の時は、とろっとしたペースト状の柔らかさからスタートして、2ヶ月目頃になると赤ちゃんも固さに慣れてきて上手に飲み込めるようになってきたら、徐々に水分量を少なくして、少し粒を感じるくらいの固さへと変化させていく時期になります。
離乳食を始めて1ヶ月目は、すりつぶした後にしっかりと裏ごしまでしてトロトロの柔らかさにしていたものを、2ヶ月目ではネットリした感じの食感くらいにしてあげると良いです。
ただ、固さを変えてみても、赤ちゃんが舌を上下に動かして食材をつぶしている様子がなかったり、モグモグと口を動かしておらず、丸飲みをしているようだったら、食材がまだ少し固いのかもしれないので、無理することなく柔らかくしてあげましょう。
お粥の固さの目安
離乳食2ヶ月目のお粥の固さは、今まで完全にすりつぶしていた10倍粥の形状を若干粗くして、トロッとした中に粒が残っているくらいの感じが良いです。
そうして、少しずつ米の粒を大きくしていく中で、食べにくそうにしていたら固さを調整して、少しずつ慣れさせてあげて、大丈夫そうだったら10倍粥から8倍粥へと変えていっても良いのではないでしょうか。
また、離乳食のおかゆをどのように作ればよいか、もう少し知りたい方は以下の記事も合わせて見てみてください↓↓↓
>>離乳食のおかゆの作り方は!?レンジ・炊飯器・鍋ならどれが良い?
離乳食初期2ヶ月目のポイントとは
初めて食べた食材をメモしておくこと
離乳食1ヶ月目と同様で、初めて赤ちゃんが食べる食材については、アレルギー反応が出てしまう可能性もあるので、1日小さじ1杯から始めると良いです。
そして、2ヶ月目に入って離乳食が進んでくると、今までに食べたことのある食材なのか、いつどの食材を食べたのかといったことを、一つ一つしっかりとメモしておくことがポイントになってきます。
さらに、赤ちゃんの好き嫌いや、アレルギーの有無なども合わせて記録しておくと、苦手な食材があれば2回目にあげる際には好きな食材と混ぜて食べやすくしてあげるなど、工夫もしやすいですよね。
我が家では、離乳食のアプリ『ステップ離乳食』を使って食べた食材や日付を管理をしていますが、離乳食の時期ごとのOK食材やNG食材が分かったり、簡単な調理法やワンポイントも書いてあってとても便利なので、自分が使いやすいアプリを探してみるのも良いかもしれません。
食材の固さを調整すること
離乳食2ヶ月目になると、離乳食初期の段階から離乳食中期へと進んでいく過程の時期なので、徐々にペースト状だったものを豆腐くらいの固さに変えていって、もし赤ちゃんが飲み込みにくそうであれば、食材の固さを少し調整してあげると良いです。
離乳食をスタートして間もない頃は、赤ちゃんの舌は前後だけにしか動かなかったものが、少しずつ上下にも動かせるようになってきて、舌を使って食材をつぶしてうまくゴックンと飲み込めるようになってくる時期でもあります。
ただし、赤ちゃんそれぞれの成長具合によって、様子を見ながら赤ちゃんに合わせて食材の固さを変えてあげましょう。
塩分に気を付けること
離乳食2ヶ月目では、基本的には1ヶ月目と変わらずまだ味付けはせずに、食材そのものの味を活かすようにしますが、少しずつダシを上手に活用するとより一層美味しく仕上がります。
その際の注意点として、顆粒のダシなどを使用する際には塩分が含まれていることが多いため、成分表示をよく確認することです。
さらに、ダシだけでなく、うどんやそうめんといった麺類や、たんぱく質であるしらすにも塩分が含まれているので、しっかりと茹でて塩抜きをすることが大切です。
離乳食初期2ヶ月目のスケジュールとは?2回食の時間帯やお粥の量のまとめ
離乳食初期2ヶ月目のスケジュールと2回食の時間帯やお粥の量について、参考になりましたでしょうか?
離乳食も2回食になって食材や量が増えてくると、準備をしたりあげるのにも時間がかかって大変だと感じてしまうこともありますよね。
そのような時には、離乳食を何種類かまとめて作って冷凍保存したり、たまにはベビーフードを上手に使ってみるのも良いかもしれません。
赤ちゃんが初めて口にする食材や食感を味わう瞬間を、親子で楽しめるように工夫してみてはいかがでしょうか。